2019.07.05

高校からバスケを始めた東洋大4年のラシード、代表合宿で手応え「スピードと走るプレーは通用する」

「第68回関東大学バスケットボール選手権大会」での活躍が目に止まり、代表メンバーに招集されたラシード・ファラーズ
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「『まさか』という感じですね。本当に驚きが強すぎて、嬉しかったんですけど結構不安でいっぱいでした」
 
 6月に行われた若手中心の第1次育成キャンプで日本代表メンバーに初選出されたラシード・ファラーズは、当時の心境をそう振り返った。

 ラシードは、パキスタン人の父と日本人の母を持つ東洋大学の4年生。高校からバスケットを始めたというが、201センチ94キロの体格と高い身体能力を兼ねそろえる。育成キャンプに続き、第2次強化合宿のメンバーにも名を連ねた。7月3日にメディア向けに公開された同合宿後、自身の強みについて尋ねると、「スピードですね。このサイズですがトランジションで走るのは得意です」とコメント。その持ち味は今回の代表で指揮を執るエルマン・マンドーレヘッドコーチから求められている部分でもあり、「アジャストできていると思います。スピードと走るプレー、あとディフェンスの面でもけっこう通用しました」と手応えを口にした。

 今回招集されたメンバーは、7月12日からチャイニーズ・タイペイで開催される「第41回 男子ウィリアム・ジョーンズカップ」に向けた選考が目的。ラシードは「ここまで来たからには最後まで残りたいという気持ちはありますが、ここに来れたことで新たな課題も見つかりました。最終メンバーに残れなくても、大学に戻ってもっといい選手にレベルアップしていきたいです」と、さらなる飛躍へ意欲を示した。

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