日本代表、世界22位のドイツに最終Qで逆転し勝利…八村塁は31得点の大活躍

八村は両軍最多の31得点をマークした [写真]=Yasushi KOBAYASHI

 8月24日にさいたまスーパーアリーナで「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」の第3戦が行われ、男子日本代表(FIBAランキング48位)がドイツ代表(同22位)と対戦した。

 日本のスターティングファイブは比江島慎宇都宮ブレックス)、篠山竜青川崎ブレイブサンダース)、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、ニック・ファジーカス(川崎)の5人が名を連ねた。
 
 日本は比江島のフローターシュートで先制。しかし、デニス・シュレーダーを中心にペースを握られ、第1クォーター開始3分で7-11とされた。それでも八村がこの10分間で12得点をマークし、ついていくも終盤に再度突き放され16-21で同クォーターを終えた。

 第2クォーター、ニールス・ジフィーの5連続得点で点差は10点に開いた。日本も渡邊や馬場雄大アルバルク東京)を中心に5点差まで迫ったが、再度突き放され、たまらずタイムアウト。引き続きドイツの高さに苦しみ、このクォーターだけで5本のオフェンスリバウンドを献上したが、終了間際に比江島、馬場、八村が得点し35-42で試合を折り返した。

攻守に活躍を見せた渡邊 [写真]=Yasushi KOBAYASHI

 第3クォーター序盤は我慢の時間帯となったが、渡邊と八村の得点で徐々に追い上げ、同開始4分時点で45-50とした。その後も相手の高さに苦しめられるも、残り5分11秒から八村が連続得点をマークし、50-53と3点差にまで迫った。それでもジプサーやシュレーダーに要所で得点を許し、逆転までは至らず58-61で勝負の10分間へ。

 勝負の10分間は、ジプサーの得点でスタートするも、それでも渡邊が個人技で対抗すると、どちらも譲らない展開となった。しかし、残り6分3秒に比江島が、5分38秒に馬場が加点し、73-75とした。その後は拮抗した展開が続くが、残り2分1秒にファジーカスが3ポイントシュートを沈め、80-81。直後に馬場がフリースローを2本を沈め、82-81と逆転に成功。さらに、1分4秒に篠山が勝負どころでフローターシュートを沈め、84-81とリードを拡大。最後は渡邊がフリースローをしっかりと沈め最終スコア86-83で試合終了。W杯に向け、弾みをつけた。

■試合結果
日本代表 86-83 ドイツ代表(@さいたまスーパーアリーナ)
JPN|16|19|23|28|=86
DEU|21|21|19|22|=83

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