日本のインサイドの一角を担う竹内譲次、ドイツから白星獲得も「反省点もあります」

17分間出場した竹内 [写真]=Yasushi KOBAYASHI

 8月14日に、さいたまスーパーアリーナにて「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」の第3戦が行われ、男子日本代表(FIBAランキング48位)がドイツ代表(同22位)に86-83で勝利した。

 試合後、メディアの取材に応じた竹内譲次アルバルク東京)は、強豪ドイツから大金星を挙げたことについて「自信になりますけど、反省点もあります」と試合を振り返った。

 具体的な反省点を「リバウンドの部分」と明かしたように、ドイツに計22本のオフェンスリバウンドを許した。これに対し竹内は「今日もオフェンスリバウンドたくさん取られてしまいましたし、フィジカルやサイズがある相手に対しての慣れがワールドカップに行く前に必要だったので、それはすごいよかったです。後半は慣れてきましたけど、相手もギアを上げてきて、連続して取られたので、そこはまだまだ。もっとよくならなければいけない」と課題を口にした。

リバウンドに課題が残る日本 [写真]=Yasushi KOBAYASHI

 一方で「サイズがあってフィジカルが強い相手を苦手にしてきたので、今日も苦戦はしましたけど、最終的に勝つことができたのは、トルコやチェコなどのサイズがある相手に自信になるんじゃないかなと思います」と一定の手応えも感じていた。

「ここ数試合失点が多くて、ゲームのペースを落とすという指示があって、それもうちのペースになったのではないかなと思います」と竹内が話すように、前回の試合と比較するとペースを落として攻める場面が多く見られた。これについては「うちには八村というベストな選手がいるので、彼が繋いでくれたのが今日初めてやった戦術にも結果がついてきたのかなと思います」コメントした。

 ニック・ファジーカス川崎ブレイブサンダース)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)とともに日本のインサイドを支える竹内は、ドイツ戦で17分間出場するも、無得点2リバウンドにとどまった。長年にわたって日本代表のインサイドを支えてきたベテランの奮起が、日本の勝利には必要不可欠だ。

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