自軍最多の17得点をマークした渡邊雄太、W杯に向け「進化した日本代表を中国の場で」

同点に追いつくフリースローを決めた渡邊[写真]=Yasushi KOBAYASHI

 8月25日、さいたまスーパーアリーナにて「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」が行われ、男子日本代表(FIBAランキング48位)がチュニジア代表(同51位)と対戦し、76-78で敗れた。

 先発出場を務めた渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)は、試合後のインタビューにて「最後は自分の1対1のところでやられたので、今日は自分の責任です」と暗いトーンで試合を振り返るように、残り1秒に渡邊のマークマンであるマイケル・ロールに決勝弾を許した。

 渡邊は、残り6秒に2点を追いかける場面で相手のファールを誘発。得た2本のフリースローをしっかりと沈め、同点に追いついた。その場面を振り返り「フリースローは何万本、何十万本も打ってきたので外す気はしませんでした」と話した。

 この試合は、ワールドカップに向け八村塁(ワシントン・ウィザーズ)が欠場となった。渡邊は「塁に頼っている部分があったので、今日は他のメンバーで、しっかり足を動かしてやっていこうと思っていた」と明かし、続けて「今日は出だしから足が全然動いていなかったです。試合を通していいところはほとんどなかったので、今日は反省点ばかりです」とコメント。

 会場に集まった過去最多の18000人を超えるファンに向け「みなさんの応援のおかげで、前半にリードを許していても最後まで粘ってできたので、みなさんには感謝しかないです」と感謝の気持ちを述べた。

 最後はワールドカップに向けて「中身の濃い3戦だったので活かした経験をワールドカップにもっていって、進化した日本代表を中国の場でみなさんに見せられればいいなと思います」と意気込みを口にした。

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