8月16日に「BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE」が代々木第一体育館で開催された。
車いすバスケットボールがメインとなる第一部に、3×3がメインとなる第二部に続き、第三部では5人制男女代表チームによる試合が行われた。男女で1ゲームを行うこの試合は、前半は女子代表選手が出場し、本橋菜子が17得点を挙げるなど躍動したTeam Powerが49-56と7点リード。このスコアを引き継いで、男子代表による後半戦が実施された。後半の出場選手は以下の通り。
■Team Action
ヘッドコーチ:フリオ・ラマス(日本バスケットボール協会)
アシスタントコーチ:佐古賢一(日本バスケットボール協会)
富樫勇樹(千葉ジェッツ)
辻直人(川崎ブレイブサンダース)
比江島慎(宇都宮ブレックス)
篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)
ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)
竹内公輔(宇都宮ブレックス)
橋本晃佑(富山グラウジーズ)
駒水大雅ジャック(大阪エヴェッサ)
シェーファーアヴィ幸樹(シーホース三河)
※比江島慎、竹内公輔、ベンドラメ礼生の3選手は、コンディションの都合により、ベンチ入りのみ。
■Team Power
ヘッドコーチ:マンドーレ・エルマン(日本バスケットボール協会)
アシスタントコーチ:鈴木良和(ERUTLUC)
アイザイア・マーフィー(広島ドラゴンフライズ)
西田優大(東海大学4年)
橋本拓哉(大阪エヴェッサ)
山本浩太(三遠ネオフェニックス)
八村阿蓮(東海大学3年)
小島エリエット海(大阪エヴェッサ)
最初に得点を挙げたのはTeam Powerの西田。東海大学のチームメートでもある八村のアシストを受けて、リードを9点に広げる。一方のTeam Actionも富樫が続けざまに得点を奪って追撃。それでも、Team Powerはアイザイア・マーフィーの3ポイントなどで得点を伸ばし、69-74とリードしたまま最終クォーターへ。
第4クォーターに入ると、Team Actionが一気に攻勢を強める。富樫や辻の3ポイントに加え、篠山がスティールからファストブレイクを決めるなどして79-74と一気に逆転。試合時間残り5分に差し掛かると、Team Actionが強度の高いディフェンスや息の合ったコンビネーションで点差を広げ、残り4分49秒時点で89-78と点差は11点に。
比較的若いメンバーで構成されたTeam Powerも橋本を中心に食い下がるも、勢いに乗るTeam Actionを止めきれず。最終スコア96-86でTeam Actionが逆転勝利を果たした。
Team Actionは富樫が12得点5アシスト、シェーファーが10得点を挙げるなど活躍。Team Powerはアイザイア・マーフィーが9得点を記録するなど存在感を示した。
試合後、フラッシュインタビューに応じた篠山は「難しいシチュエーションにもかかわらず、集まれたことが本当に良かったと思いますし、無事にゲームをお届けすることができて、ほっと一安心しています」とイベントの感想を述べると、「これを第一歩として、バスケットボールが徐々に生活に戻ってくるような日々が早く来てくれることを願っています」と今後への想いをコメントした。