8月1日、バスケットボール男子の予選ラウンドが行われ、日本代表は77−97でアルゼンチン代表に敗れた。
勝利したチームが決勝トーナメントへ進出するという重要な一戦。日本は前半を38−46と1ケタ差で終えたものの、アルゼンチンの3ポイント攻勢についていくことができず、20点差で敗戦。予選ラウンドは3戦全敗に終わり、グループ4位で東京オリンピックの舞台から去ることとなった。
馬場雄大の18得点を筆頭に、スタメン全員が2ケタ得点を記録したものの、アルゼンチンの攻撃を止められず予選敗退が決まった日本。その日本撃破の立役者となったのが、41歳の大ベテラン、ルイス・スコラだ。スコラは3ポイントシュート5本を含むチーム最多の23得点に加え、10リバウンドを挙げてダブルダブルを達成。チームの攻撃をけん引する活躍を見せ、準々決勝進出へ導いた。
スコラは試合後記者会見に応じ、「日本の未来は明るいと思う」と対戦相手の日本について印象を述べた後、以下のとおり続けた。
「あと一山を乗り越えていかなければならない。そのためには自分たちを信じる必要がある。間違いなくタレントはそろっているし、ポテンシャルもある。日本はバスケットボールで多くのことを成し遂げたわけではないが、ここから大化けして周囲を驚かせるかもしれない。自分たちの強さを信じて突き進んでほしい」
45年ぶりにオリンピックという大舞台に立った日本。惜しくも予選敗退となったが、エースの八村塁(ワシントン・ウィザーズ)が言うとおり、「世界との差は縮まっている」。この大会を通じて得た経験や悔しさを糧に、日本代表が更にレベルアップしていくことを期待したい。