東京五輪で大きな経験値を得たシェーファーアヴィ幸樹「通用する部分もあったと同時に…」

23歳のシェーファーにとって東京五輪は大きな経験値を得た大会となった[写真]=fiba.com

 45年ぶりのオリンピックに臨んだ男子日本代表。格上チーム相手に1勝を目指して戦ったが、予選ラウンド3戦全敗という結果に終わった。

 スペイン、スロベニア、アルゼンチンと同組に入った日本。初戦のスペイン戦では世界ランキング2位の強豪に堂々たる戦いを演じ、77−88と勝利まであと一歩まで迫った。しかし、続くスロベニア戦を81−116で落とすと、アルゼンチン戦も77−97で敗戦。予選ラウンド3連敗で大会から去った。

 ベンチから全3試合に出場したシェーファーアヴィ幸樹シーホース三河)のコメントを日本バスケットボール協会が掲載している。

 シェーファーは、「今回のオリンピックでは3試合とも負けてしまい、思い通りの結果にはならなかったですが、世界のレベルと戦えるところまで来ていることは間違いなく感じられました」と手応えを口にした。そして「自分自身も通用する部分もあったと同時に、たくさんの課題も見つかった大会でした」と今大会を振り返りつつ、「この課題を克服して、まずはBリーグで活躍できるようにしていきたいです」とさらなる成長を誓った。

 最後に、「このオリンピックでの経験を、次の代表活動や次のオリンピックに行かせるようにしていきますので、また応援よろしくお願いします」とファンへのメッセージで締めくくったシェーファー。本格的にバスケを始めて7年しか経っていない若きビッグマンは、東京オリンピックで大きな経験値を得ることができた。この経験を糧に、9月末から開幕するBリーグでどのような活躍を披露してくれるのだろうか。

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