Wリーグプレーオフが開幕、シャンソン化粧品は富士通に競り勝ちセミファイナル進出

シャンソンの本川は15得点9アシストでチームをけん引。(写真は「第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」のもの)

 3月17日、秋田県立体育館にて「第19回Wリーグ プレーオフ」が開幕し、トーナメント方式(一戦先勝方式)のクォーターファイナル計2試合が行われた。

 第1試合ではレギュラーシーズン4位のシャンソン化粧品 シャンソンVマジックと同5位の富士通 レッドウェーブが激突。最初の10分間で7点ビハインドを背負ったシャンソン化粧品だったが、第2クォーターは17-11と巻き返し、前半終了時点で33-34まで持ち直す。すると、第3クォーターに計22点を積みあげ、守っては失点を14点に抑えることに成功。7点リードを作って迎えた第4クォーターも、相手を上回る計15点を記録し、最終スコア70-61で逃げきった。シャンソン化粧品は本川紗奈生の15得点を筆頭に、先発5名全員が2ケタ得点とバランス良く攻撃を展開し富士通を退けた。

 同1位で10連覇を目指すJX-ENEOSサンフラワーズは、同8位の日立ハイテク クーガーズに33点差をつけて圧勝。第1クォーターを19-10とすると、次の10分間で23-9と突き放し前半だけで23点の大量リードを奪う。後半もこの試合で“ダブルダブル”の活躍を見せた渡嘉敷来夢、宮澤夕貴を中心に危なげなく試を進め、80-47でセミファイナル進出を決めた。

 なお、勝利した2チームは24日、大阪市中央体育館で行われるセミファイナルで対戦。18日にはトヨタ自動車 アンテロープス(同3位)vs三菱電機 コアラーズ(同6位)、デンソー アイリス(同2位)vsトヨタ紡織 サンシャインラビッツ(同7位)のクォーターファイナル残り2試合が実施される。

【試合結果】
シャンソン化粧品 シャンソンVマジック(4位) 70-61 富士通 レッドウェーブ(5位)
JX-ENEOSサンフラワーズ(1位) 80-47 日立ハイテク クーガーズ(8位)

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