5月13日、Wリーグは自由契約選手リストの更新を発表した。
今回の更新では、4名の選手が日立ハイテククーガーズへの移籍が発表となった。4名は以下の通り。カッコ内は元所属チーム。
谷村里佳(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)
佐藤奈々美(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
村山翠(富士通レッドウェーブ)
藤永真悠子(富士通レッドウェーブ)
谷村は、日本代表として昨年11月には「FIBA 女子オリンピック プレ・クオリファイイング・トーナメント2019」に出場。シャンソン化粧品でもインサイドの要として体を張ったプレーを見せてきた。
また佐藤も昨年度の日本代表候補選手に名を連ねた一人。得意とする3ポイントシュートだけでなく、体の強さを生かしたドライブなどでも得点を奪う攻撃力の高い選手だ。
日本代表経験者2名に加えて富士通からオールラウンダーの村山と藤永が加入した日立ハイテク。Wリーグの発表と同時に、チームの公式ホームページでは4名の加入に加えて、内海知秀ヘッドコーチの就任も発表となった。
内海知秀ヘッドコーチは、2001年~2012年までJX-ENEOSサンフラワーズのヘッドコーチとして、チームを幾度となく優勝へ導いた指揮官。日本代表のヘッドコーチとしても2004年のアテネ、2016年のリオデジャネイロと2度のオリンピックに出場している。
JX-ENEOS退団後、2017年にアドバイザリーコーチとしてBリーグのレバンガ北海道に。2018年12月からはヘッドコーチに就任し、今シーズンまで指揮を執った。
実に9シーズンぶりとなるWリーグ復帰に際し、内海ヘッドコーチは、チームのホームページを通して下記のようにコメントしている。
「この度、日立ハイテク女子バスケットボールチームのヘッドコーチに就任することとな りました。
私にこのような機会を与えていただいた会社関係者の方々に対し御礼申し上げ ますとともに、指導者として大変光栄なことと感謝申し上げます。
チームは『JUMP OVER A HURDLE』「目標達成に向けてひとつ高いハードルへの挑戦」をチームスローガンとして、いつどんな時でも個人として、チームとして、今よりひとつ高い場所への挑戦を忘れず前に進み闘い抜いていく。といった強い決意も持って 選手とともに一丸となって信頼される一流のチームを目指して頑張っていきたいと思います。
また、日本の女子バスケットボール界の発展にも貢献できるようなチームに成長していきたいと思っています。
今後とも、皆様にはこれまで以上に選手、チームに対しご支援を賜りますよう、よろしく お願い申し上げ就任の挨拶といたします」