アジア杯に向けて調子を上げる宮澤夕貴「キープレーヤーとしての自覚と責任を」

大会MVPを受賞した宮澤夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)[写真]=江崎浩司

 7月8、9日にウイングアリーナ刈谷で行われたバスケットボール女子日本代表国際強化試合2017三井不動産カップで、女子日本代表チームがオランダ代表と対戦。第1戦を91-42で圧勝すると、第2戦も72-45で白星を挙げた。

 宮澤夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)は第1戦で11得点4リバウンド、第2戦で7得点10リバウンドをマークし、大会MVPを受賞。第2戦終了後、ここまでの代表活動を振り返って、「始めは全然調子が上がらなかったんです。最近上がってきて、ホッとしているのが正直な気持ちです」と心情を吐露した。「リーグ戦は調子が良かったのですが、代表活動が始まると全然3ポイントが入りませんでした。腰とアキレス腱、腿、それに手首にも痛みを感じていて、メンタルがやられてしまい、気持ちがついていかなかったと思います」と明かし、「(5月24日から6月13日にかけて行われた)ヨーロッパ遠征の前のオフにシューティングに励んで、それで自信を戻しました」と話した。

[写真]=江崎浩司

 本来のポジションはスモールフォワードだが、代表ではパワーフォワードとして先発出場する宮澤。「自分の役割は3ポイント、ディフェンス、リバウンドなので、それは3番(スモールフォワード)でも4番(パワーフォワード)でも変わらないです」と明言しつつも、「4番だと相手の身長が高いので、気の緩みがないように意識しています」と守備での心構えに言及した。

 23日にはインドでFIBA女子アジアカップ2017が開幕する。宮澤は大会3連覇を目標に掲げ、「トム(ホーバスヘッドコーチ)さんからは『キープレーヤーになるよ』と言われています。そのことは自分も感じているので、しっかりと自覚と責任を持って、コートに立ちたいと思ってます」と話した。

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