8月7日(火)に高崎アリーナで行われた日本代表vsカナダ代表の「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2018 三井不動産カップ」で、「三井不動産 Presents ハイファイブキッズ」に選ばれた子どもたち20人が貴重な経験を積んだ。
そもそも「ハイファイブキッズ」とは何なのか? 試合前にコートに入場する選手たちとハイタッチできる小学生向けの三井不動産独自のイベントのことで、直接選手と触れ合うことで、代表選手をサポートする役割がある。
ティップオフの約1時間30分前、17時45分、子どもたちが緊張しながらもワクワクした表情で控え室に到着。担当者からオリジナルTシャツとハーフパンツが進呈され、ハイタッチのやり方や流れの説明を受けると、空き時間には談笑する様子も垣間見えた。
18時20分、ついにアリーナへ入場。会場を盛りあげる音楽やファン、演出に驚きつつ、コート脇でその時を待つ。
そして18時30分、最初の“仕事”がやって来た。コートに足を踏み入れると、カナダ、日本の順で選手が入場。子どもたちは、勢いよく走ってくる大柄な選手に対し、手を高く上げてお出迎え。約3分間とあっという間の時間であったが、子どもたちは選手一人ひとりとハイタッチを交わし、コート上で両チームとの記念撮影を行った。
次の出番は、試合開始直前の18時54分。アリーナMCの紹介合わせて選手たちがベンチから動き出すと、コートで待つハイファイブキッズの間を通って1人ずつコートイン。子どもたちは試合に臨む選手、ヘッドコーチを送り出し、この日の任務を終えた。
大役を果たした後、黒澤菜羽(くろさわ・なのは)さん、新井真愛(あらい・まな)さん、佐藤りの(さとう・りの)さんの3人に話を聞くことができた。
「すごく楽しみにしていました」という黒澤さんは、「実際にやってみると、背がすごく高くて、手も大きくてビックリしました」と感激の様子。
「緊張しました」と明かす新井さんは、「99番の選手が印象に残りました。大きかったです」と、オコエ桃仁花(デンソー アイリス)にビックリ。
渡嘉敷来夢(JX-ENEOSサンフラワーズ)を憧れの選手の一人に挙げた佐藤さんも、日本代表選手を前に「とても緊張しました」とコメントした。
最後に、約1カ月半後に迫った「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2018」に挑む日本代表にメッセージもらった。
「3ポイントシュートをキレイに決めるところを見たいです」(黒澤さん)、「全部がんばって、金メダルを獲ってほしいです」(新井さん)、「ブザーが鳴る直前のシュートを決めてほしいです」(佐藤さん)
大切な試合を前にする選手たちと間近で触れ合ったハイファイブキッズ。きっと今年の夏休みの最高の思い出になったはずだ。