9月23日にスペインのテネリフェで「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018」が行われ、日本代表がベルギー代表とのグループリーグ第2戦に臨んだ。
スペイン代表との初戦を落としている日本は、本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)、水島沙紀(トヨタ自動車 アンテロープス)、宮澤夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)、馬瓜エブリン(トヨタ自動車)、高田真希(デンソー アイリス)の5人が先発出場。第1クォーターは序盤こそ接戦となったが、1点ビハインドの残り2分46秒に藤高三佳(トヨタ自動車)のアシストから宮澤が3ポイントを沈める。その後、高田の連続得点もあり、17-13で最初の10分間を終えた。
第2クォーターは開始1分48秒にオコエ桃仁花(デンソー)が3ポイントでチーム初得点を記録すると、同3分1秒に宮澤が長距離砲を成功し、リードを9点にまで広げる。中盤まで6失点とディフェンスも機能したが、残り5分4秒から2連続で3ポイントを許して28-25。その後も3ポイントの打ち合いとなり、35-32で試合を折り返した。
後半に入っても接戦の模様は変わらず、第3クォーター開始2分45秒の時点で37-36と1点差。一時試合をひっくり返される時間もあったが、残り2分3秒に藤高が勝ち越しの3ポイントを決めると、馬瓜のフリースロー、藤岡のレイアップで57-50と再びリードを奪った。
第4クォーターはベルギーの反撃に遭い、65-60で迎えた残り3分44秒から連続失点でビハインドを背負う。タイムアウト直後の同1分17秒にミスから得点を与えたが、同1分2秒に馬瓜が同点の3ポイントを成功。残り1分間は得点が動かず、試合は68-68でオーバータイムに突入した。5分間の延長戦は宮澤が2本の3ポイントを決めるなど、77-75で試合終了。シーソーゲームの死闘を制し、今大会初白星を手にした。
■試合結果
日本 77-75 ベルギー
JPN|17|18|22|11|9|=77
BEL|13|19|18|18|7|=75