9月26日にスペインのテネリフェで「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018」のベスト8決定戦が行われ、日本代表が中国代表と対戦した。
グループステージで2勝1敗の成績を残した日本は、決勝トーナメント準々決勝進出が懸かる一戦で本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)、長岡萌映子、馬瓜エブリン(ともにトヨタ自動車 アンテロープス)、宮澤夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)、高田真希(デンソー アイリス)の5人が先発出場した。3ポイントで第1クォーター最初の得点を奪われたが、開始1分4秒に本橋がフリースロー2本でチーム初得点を挙げると、馬瓜と本橋の連続3ポイントで11-7とリード。高さで勝る相手に対し、やはり本橋と馬瓜が得点を重ねていき、残り3分52秒の時点で一気に7点差まで広げると、終盤には長岡、宮澤、高田にも得点が生まれた。
25-19で迎えた第2クォーターは、開始13秒に藤岡麻菜美(JX-ENEOS)が2本のフリースローを成功。再びコートに戻った本橋が得点を挙げていくが、アウトサイドでも強さを見せられ残り5分38秒に同点に追いつかれる。藤岡、本橋の活躍に負けじと、今度は町田瑠唯(富士通 レッドウェーブ)が躍動し、自身でバスケットカウントを決めると、高田のレイアップ、宮澤の3ポイントを演出。決めては決め返される展開で、44-46と試合をひっくり返された。
第3クォーターは序盤に長岡のフリースロー、高田の3ポイントで一時逆転したのも束の間、再びビハインドを背負う展開。しかしそこからオコエ桃仁花(デンソー)、宮澤の3ポイントなどで食らいつくが、終盤にかけて突き放され、57-67と10点差まで広げられた。
まずは追いつきたい最終クォーター、馬瓜が先取点をマークすると、本橋の3ポイント、長岡のフリースローで、開始2分13秒の時点で63-69と詰め寄る。しかしなかなかシュートが決まらず、逆に高確率で得点を奪われて同5分には65-76と2ケタ点差。その後、相手のミスを見逃さなかったオコエの連続得点で残り2分11秒に81-75と6点差まで迫ると、タイムアウト明けにオコエ、本橋の得点で81-79。最後はファウルゲームを仕掛けるもわずかに届かず、最終スコア81-87で敗れた。本橋がチームトップの25得点、馬瓜、宮澤、オコエの3選手が12得点を記録したが、あと一歩及ばずベスト8決定戦敗退という結果でW杯を終えた。
■試合結果
日本 81-87 中国
JPN|25|19|13|24|=81
CHN|19|27|21|20|=87