1月24日、元女子日本代表の吉田亜沙美が自身のSNSにて現役生活にピリオドを打ったことを明らかにした。
東京成徳大学中学校、東京成徳大学高校で全国大会優勝を経験した吉田は、当時からその世代のトップを走り、高校卒業後は鳴り物入りでJOMOサンフラワーズ(現ENEOS)に入団。1年目にはルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得すると、以降も皇后杯、Wリーグと多くの優勝に貢献し、個人でもMVPやアシストのタイトルなどを多数獲得した。現在、チームはWリーグで11連覇中だが、このすべての優勝に吉田が携わっている。
また、日本代表では高校3年生の時に代表入りを果たすと、2010年のワールドカップでアシスト王を獲得。2013年、2015年、2017年の女子アジアカップ(※2013、2015年は女子アジア選手権)では優勝を果たし、念願のオリンピックにも出場。その2016年開催のリオデジャネイロ・オリンピックではベスト8進出の原動力となった。
吉田は、一度2019年3月に引退を表明したものの、その年の9月に東京オリンピック出場を目指して現役続行を表明。JX-ENEOSサンフラワーズの一員として、また日本代表としても復帰していた。
しかし、今シーズンは長年在籍していたENEOSを退団し、Wリーグのチームには所属せず。その去就が注目されていたが、現役を引退を決断するに至った。
更新されたInstagramの投稿は下記のとおり。吉田は今後、指導者の道を歩む。
「私、吉田亜沙美は現役選手に終止符を打ち次のチャレンジでもある指導者の道に進む事を決断致しました。
今更のご報告になり申し訳ございません。
年内まで色々と考えて2021年になったら答えを出そうと自分の中で決めていました。
たくさんの方に
今、なにしてるの?
これからどうするの?
playしないの?
という質問を多く頂いてたので
きちんと自分の言葉でお伝えしたいと思い遅くなりましたがここでご報告させて頂きます。
指導者、吉田亜沙美も宜しくお願い致します‼」