リハビリ中の渡嘉敷来夢…東京五輪は「諦めたわけではないが、無理はしない」

膝のケガから復帰を目指してリハビリ中の渡嘉敷来夢[写真]=fiba.com

 昨年12月、皇后杯の準々決勝で右膝のじん帯断裂という大ケガを負った渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)。

 現在は、日本代表候補選手の一人として、強化合宿に参加中だが、練習では復帰を目指してリハビリに専念している。

「膝の状態は悪くないです。今月で(受傷してから)4カ月になるのですが、わりと順調に進んでいるのかなとは感じています」と膝の状態を語った渡嘉敷。ジョグや軽いジャンプなども行っており、「膝も曲がるし、腫れもない」という。

「日本代表合宿では主にリハビリという形で参加しています。その中で日々できることが増えたり、タイミングがあえば練習を見学したり。みんなが切磋琢磨しながらやっているというのは感じるので、それを見て、早くコートに立ちたいなと思ってリハビリに励んでいます」と渡嘉敷。

 東京オリンピックに向けては「正直、諦めることは今すぐにでもできますし、ほぼ無理だろうと思っている方とか言っている方もいるとは思います。でも、自分自身、今のベストを尽くしてどこまでいけるかということを考えていて、オリンピックを諦めたわけではなく、無理をしないで、膝ファーストでやっていけたらと思っています。東京オリンピックが私のキャリアの最後ではないので、その先を見据えた上で、しっかりと合わせていきたいと思っています」と心境を語った。

「『みんなうまいな』『かっこいいなと』一人のファンとして見ていますが、コートに戻った時には誰にも負けないぞと言う気持ちがあります」と負けず嫌いをのぞかせた渡嘉敷。日本のエースは、焦らず、じっくりと自分の膝や体と向き合いながら復帰に向けて着実に前へと進んでいる。

公式のリモート取材に参加した渡嘉敷は元気な姿を見せた

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