ミズーリ大学のフレッシュマン、マイケル・ポーター・ジュニアが椎間板ヘルニアの手術で3カ月から4カ月の離脱が余儀なくされてしまった。よって、フレッシュマンイヤーである今季をわずか2分間の出場でシーズンアウトという結果で終えることになる。
ポーターJr.は、1998年6月29日生まれの19歳。同世代ナンバーワンのスモールフォワードと評されており、2018年のドラフト1位候補のうちの一人だった。経歴もナンバーワンにふさわしく、世代別アメリカ代表や、エリート高校生のみが参加するジョーダンクラシック、ナイキフープサミットやマクドナルドオールアメリカンにも選ばれていた。マクドナルドオールアメリカンでは、ゲームMVPを受賞し、年間を通じて、3つのプレーヤーオブザイヤーのタイトルを獲得した。また、高校時代は、ポートランド・トレイルブレイザーズなどで活躍したスター選手、ブランドン・ロイ氏のコーチングを受けており、多くのメディア、ファンの注目を集めていた。
身長208センチ、ウィングスパン213センチの恵まれた体格とスピードを持ち合わせる彼は、リバウンドを奪いそのままボールをプッシュしたり、アリウープのターゲットになったりと、現代の早い展開のバスケットにフィットできる選手だ。また、得点能力も優れており、ドライブやプルアップジャンパーで得点することも可能。高校最終年は2ポイント成功率67.6パーセント、3ポイントシュート成功率36.1パーセント、フリースロー成功率84.4パーセントを記録していた。
今回の手術の影響でポーターJr.と周りの関係者が、アーリーエントリーをさせるのかは、まだ不明。トッププレーヤーであることは既に証明済みで、NBA入りはほぼ間違いない選手なだけに、まずは完治させることが大事だろう。彼にとってベストな選択をしてもらいたい。
文=中野知馬