今季限りでNBAを引退したダーク・ノビツキーがW杯のグローバル・アンバサダーに就任

ヤオ、コービーに続く3人目のグローバル・アンバサダーとなったノビツキー[写真]=Getty Images

ドイツ代表を3位へ導いた02年の大会を「キャリアでベストな瞬間」と振り返る

 5月17日(現地時間16日)、今季限りでNBAを引退したレジェンド、ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)が、今年8月末から中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)のグローバル・アンバサダーに就任した。

 ドイツ出身のノビツキーは、ヤオ・ミン(元ヒューストン・ロケッツ/中国)、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ/アメリカ)に次ぐ3人目のグローバル・アンバサダーとなった。

 アメリカやスペイン、セルビアといった世界トップレベルの強豪国に加え、日本も出場が決定したW杯は、32か国が参加し、9月中旬までの約半月間をかけて世界の頂点を競い合うこととなる。

 マブス一筋21シーズンをプレーしたノビツキーは、ドイツ代表として1999年から2015年までプレー。02年にアメリカのインディアナポリスで行われた「FIBAバスケットボール世界選手権」(現W杯)で平均24.0得点を奪う大活躍。同国代表史上ベストとなる3位でフィニッシュし、自身はトーナメントMVPに輝いた。

 また、06年に日本で行われた大会では、アンゴラ代表とのグループリーグで47得点を奪取。ナショナルチームにおける公式戦では自己ベストのパフォーマンスを披露。

広島で行われたアンゴラ戦で、47得点をたたき出したノビツキー[写真]=Getty Images

 ノビツキーは「バスケットボールにおけるトップ争いにおいて、私は数多くの思い出があります。ナショナルチームのジャージーを身にまとい、母国を代表してFIBAの大会でプレーすることは、私にとってすごく大きなプライドを注ぐ源でした。私はこれまで、ワールドカップやオリンピック、ユーロバスケットといった国際大会における最も大きなステージでプレーすることができ、幸運だと思っています。2002年の大会でドイツを3位へと導いたことは、私のキャリアの中でもベストな瞬間でした」とリリースを通じてコメントしている。

 今大会については「2つの年代において、私は個人的にインターナショナルのゲームレベルが進化し、成長していくところを見てきました。32チームが参加するW杯は、かつてないほど高いレベルとなり、これまでで最高の競争的なイベントになることでしょう」と期待を寄せている。

コービー(右)、ヤオと共にグローバル・アンバサダーとなったノビツキー(左)[写真]=Getty Images

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