シックスマン賞に輝いたオドム氏、正式引退に向けレイカーズとの1日契約を検討

2011年、レイカーズ在籍時のオドム氏 [写真]=Getty Images

 現地メディア『The Vertical』は8月29日、元ロサンゼルス・レイカーズのラマー・オドム氏が、レイカーズの一員として正式引退するために、チームと1日契約を結ぶプランについて話し合っていると報じた。

 現在37歳のオドム氏は、1999年にロサンゼルス・クリッパーズでNBA入りを果たすと、マイアミ・ヒートを経て、2004年から7年間レイカーズに在籍。2009年からのリーグ2連覇に貢献し、2011年にはシックスマン賞に輝いた。その後はダラス・マーベリックス、クリッパーズでプレーしたが、2012-13シーズン以降はNBA公式戦に出場せず。また、2015年には薬物使用により意識不明の重体に陥ったものの、一命をとりとめた。

 オドム氏は同メディアの取材に対し、2011年にレイカーズからマブスへ放出された一件が自身を悩ませたと吐露。「レイカーズからトレードされたことは、根底から、私のキャリアと目的を終わらせてしまった」と述べ、「私が再び本当の自分に戻ることはなかった。ロサンゼルスの組織や人々から離れ、私は心を痛めたんだ。レイカーズでは、コービー(ブライアント)やパウ(ガソル)らとともに、素晴らしい経験をしていた。人生において特別な時間だった」と語った。

 また、オドム氏は「私の家族は、私が“レイカー”として引退することを期待している」と打ち明け、「1日契約を結んで引退し、人々から称賛されるということについて、私自身はそこまで感動的に思っているのではない。結局のところ、私はシャイなんだ。ただ、私の子ども、私の家族、私のファンは、その日を楽しめるかもしれない。彼らのために1日契約を結ぶことができる」と話した。

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