NBAは9月22日(現地時間21日)にルール改正を発表。シュートを放った選手の着地地点に足を差しだす行為が、ファウルに該当することとなった。
ルール見直しの原因となったのは、5月15日(同14日)に行われた、プレーオフウェスタンカンファレンスファイナル第1戦での一件。ジャンプシュートを打ったカワイ・レナード(サンアントニオ・スパーズ)が着地時、ザザ・パチュリア(ゴールデンステート・ウォリアーズ)の差しだした足を踏んだことで、自身の左足首をねん挫。ディフェンス側のこのようなプレーに対し、今後レフェリーはテクニカルファウル、あるいはフレグラントファウルを宣告することが可能となった。
また、リーグは併せて、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)などが行う、フリースロー獲得を目的としたプレーにも言及。アウトサイドシュートのフェイクに引っかかったディフェンスが飛びだしたとき、故意に衝突してシュートファウルを受けるシーンが、NBA全体で見られる。しかし、フリースロー獲得の条件は、「ファウルを受けた際にすでにシュート体勢であること」と改めて提示された。