12月11日(現地時間10日)に予定されていた6試合を終えたNBA。現在好調なチームとしては、9連勝中のヒューストン・ロケッツ、6連勝中のゴールデステート・ウォリアーズとトロント・ラプターズが挙げられる。ここでは、12月17日(同16日)までに行われる試合の中から、3試合をピックアップしてみた。
1.ポートランド・トレイルブレイザーズ対ゴールデンステート・ウォリアーズ
オークランド出身のリラードが故郷で爆発できるか?
12月12日(同11日)にウォリアーズのホーム、オラクル・アリーナで行われる一戦。生まれも育ちもオークランドという、ブレイザーズのデイミアン・リラードは故郷で勝利することを強く望んでいるはずだ。昨日までのホーム4連戦を4連敗で終えたブレイザーズは、先発を務めるユスフ・ヌルキッチとモーリス・ハークレスの出場も未定と形成は不利。ただ、10日(同9日)のロケッツ戦でリラードはチーム史上最多タイとなる9本の3ポイントシュートを決めており絶好調、C.J.マッカラムもここ14試合で最多となる28得点をマークしており、期待が持てる。その試合で右足首を痛めたリラードのコンディションが気がかりか。一方のウォリアーズは、右足首のねんざによりステフィン・カリーが欠場、ザザ・パチューリアやパトリック・マコーも出場が微妙と、両チームとも戦力は万全ではない。リラードの爆発がブレイザーズ勝利への絶対条件。ウォリアーズは、カリー離脱後の2試合で平均35.5得点を挙げるケビン・デュラントのプレーに注目。
Players in the entire @NBA to hit 9 three-pointers in a game this year:
– @Dame_Lillard pic.twitter.com/ak1amsAZCs
— Portland Trail Blazers (@trailblazers) December 10, 2017
ロケッツ戦で今季リーグハイとなる9本の3Pシュートを決めたリラード
.@KDTrey5 (35p/11r/10a) posts his 9th career triple-double in @warriors victory over the Hornets! pic.twitter.com/7bV9CCz0a5
— NBA TV (@NBATV) December 7, 2017
デュラントは現地時間12月6日のホーネッツ戦で今季初のトリプルダブル(35得点11リバウンド10アシスト)
2.サンアントニオ・スパーズ対ヒューストン・ロケッツ
ロケッツのガードデュオとレナードが対峙
12月16日(同15日)にロケッツのホーム(トヨタ・センター)で行われるのがスパーズ対ロケッツ。昨季プレーオフではウエスタン・カンファレンス・セミファイナルで対決し、スパーズが4勝2敗で制した。注目は、現地メディアが「間もなく復帰」と報じたカワイ・レナード(スパーズ)と、ロケッツが誇るガードデュオ、ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールによるマッチアップ。直接マッチアップするのは試合終盤になるかもしれないが、とても見ごたえがありそうだ。ウエストトップを争う2チームの対決は見逃せない。
3.オクラホマシティ・サンダー対ニューヨーク・ニックス
カーメロが古巣ニューヨークにがい旋
昨季までニックスのエースを務めたカーメロ・アンソニーが、12月17日(同16日)にサンダーの一員としてニックスのホーム、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)にがい旋する。12月に入ってからの5試合で平均12.8得点フィールドゴール成功率34.2%3ポイントシュート成功率17.4%フリースロー成功率57.1%と「キャリアの中で最もタフ」とカーメロ自身が語るほどのスランプに陥っている。MSGの観客は元エースに対してどのような反応を見せるのか、興味深いところだ。一方、ニックスでエースとなったクリスタプス・ポルジンギスも12月に出場した2試合で平均20.5得点と調子を落としている。この試合までにどこまで調子を取り戻せるのか。また、カーメロとのトレードでニックス入りしたエネス・カンターとダグ・マクダーモットが古巣に対してどのようなプレイを見せるのかも気になるところだ。
開幕戦ではポルジンギスが31得点を挙げるも、サンダーが105ー84で快勝