12月18日(現地時間17日)に予定されていた4試合を終えたNBA。ウエスタン・カンファレンスではヒューストン・ロケッツが現在リーグ最長の13連勝を挙げてリーグトップの勝率をマークし、ゴールデンステート・ウォリアーズが1.5ゲーム差で2位につけている。
一方、イースタン・カンファレンスではトップのボストン・セルティックスに1.5ゲーム差でクリーブランド・キャバリアーズ、3.0ゲーム差でトロント・ラプターズが迫っている。
ここでは、12月25日(同24日)までに行われる試合の中から、3試合をピックアップしてみた。
1.ゴールデンステート・ウォリアーズ対ロサンゼルス・レイカーズ
コービーの永久欠番セレモニーの前で活躍するのは誰だ?
12月19日(同18日)にレイカーズのホーム、ステープルズ・センターで行われる一戦。この試合一番のポイントは、やはり何といってもコービー・ブライアント(元レイカーズ)だろう。キャリア最初の10年間に着用した「8」と、後期の10年に着用した「24」の2つが永久欠番となるセレモニーに登場するコービーの前で、レイカーズの選手たちはどのようなプレーを見せるのだろうか。はたまた、コービーを尊敬するウォリアーズのケビン・デュラントらが試合開始から爆発して試合を支配するのだろうか。試合内容とは別に、コービーがデュラントやステフィン・カリー、クレイ・トンプソンらとどのような会話を交わすのかにも注目したい。
Kobe Bryant "Stole the Show" #Ko8e24 #LakeShow pic.twitter.com/61VAbdFuao
— NBA (@NBA) December 18, 2017
2.クリーブランド・キャバリアーズ対ミルウォーキー・バックス
レブロン対ヤニス、第3ラウンド
12月20日(同19日)には、キャバリアーズとバックスの今季第3ラウンドがバックスのホーム、BMOハリス・ブラッドリー・センターで行われる。“キング”ことレブロン・ジェームズと、今季さらなる成長を遂げたヤニス・アデトクンポによる直接対決第3ラウンドである。今季最初の2試合はいずれもレブロン率いるキャブスが勝利も、個人成績ではレブロン(平均27.0得点6.5リバウンド8.5アシスト)に対してヤニス(平均37.0得点8.5リバウンド5.5アシスト)も負けてはいない。キャブスはここ19試合で13連勝を含む18勝を挙げており、レブロンはここ5試合で4度のトリプルダブル達成と絶好調。対するバックスは直近3連敗を喫しているものの、スコアリングガードのエリック・ブレッドソー加入後は11勝7敗と調子は上向きだ。キャブスは連戦のため、レブロンなど主力を休ませる可能性が残るものの、レブロンとヤニスがマッチアップするとなれば、ぜひともチェックしておきたいカードだ。
3.ミネソタ・ティンバーウルブズ対デンバー・ナゲッツ
ウエストの上位チーム同士の争い
2003-04シーズンを最後にプレーオフから遠ざかっているウルブズと、13-14シーズン以降プレーオフに出場できていないナゲッツの一戦は、12月21日(同20日)にナゲッツのホームで行われる。現在、ウルブズがウエスト4位(17勝13敗)に対してナゲッツが6位(16勝13敗)とプレーオフ圏内をキープしている。オフェンシブ・レーティング(100回の攻撃回数における平均得点)では、ウルブズが108.8点(リーグ5位)、ナゲッツは107.5点(リーグ8位)とリーグ上位にランクイン。ナゲッツはオールスターフォワードのポール・ミルサップが欠場するものの、12月16日(同15日)のペリカンズ戦にセンターで主砲のニコラ・ヨキッチが戦列復帰し、13得点11リバウンド4アシストと、早速勝利に貢献している。ウルブズにはカール・アンソニー・タウンズ、タージ・ギブソン、ゴーギー・ジェンといったタフなビッグマンがそろうため、ナゲッツ勝利のためにはヨキッチのオールラウンドな活躍がマスト。対するウルブズとしては、アンドリュー・ウィギンズの復調が期待される。10月(平均19.7得点)、11月(同18.7得点)、そして12月は平均16.0得点フィールドゴール成功率38.2パーセント3ポイントシュート成功率26.3パーセントと不調。この男がアウトサイドからも安定して得点を挙げることができれば、ウルブズ優位となりそうだ。