【NBA】25歳未満のTOP25ランキング、2、3年後にリーグを支配する選手は誰だ!?

210センチ以上の高さでコートを縦横無尽に動き回るアデトクンポ(右)が1位、ポルジンギス(左)は3位となった[写真]=Getty Images

 12月20日(現地時間19日)、現地メディア『HOOPSHYPE』に25歳未満のNBA選手でTOP25をランキングした、興味深い記事があったので紹介したい。

 ここ数年、インターナショナルプレーヤーの人数が増加しており、今季の開幕ロースターには、42の国と地域から108人がアメリカ以外の出身選手となったNBA。このランキングでも、アメリカ出身選手だけではないことがわかる結果となった。

 さらに、上位8選手は全員、208センチ以上を超える高さを誇るビッグマンとなった。近い将来、パワフルかつ多彩なビッグマンたちが、NBAの主役となるのかもしれない。

 それでは1位から順に見ていこう。なお、ここで紹介している成績は、12月20日(同19日)終了時点の平均となる。

■1位 ヤニス・アデトクンポ(ミルウォーキー・バックス/23歳)
 3ポイントシュートが飛び交う現代NBAにおいて、ヤニスはその長距離砲を今季平均で1.7本しか放っていない(成功率は27.1パーセント)。にもかかわらず、211センチに221センチ以上とも言われるウイングスパンという恵まれた体格を存分に生かし、リーグ2位の平均29.7得点を記録している。高さ(身長)と長さ(ウイングスパン)、そしてガードのようなクイックネスがあり、オフェンス、ディフェンスの双方において、コート上で強烈なインパクトを残している。今でさえMVP候補の1人と称されるヤニス。今後、ギリシャ出身の男がアウトサイドシュートを磨けば、複数回MVPを獲得することもできるだろう。

211センチながらヤニスは司令塔役もこなすことができる多彩さを持つ[写真]=Getty Images

■2位 アンソニー・デイビス(ニューオリンズ・ペリカンズ/24歳)
 来年3月に25歳を迎えるオールスターフォワード。アウトサイドから安定してショットを決めることができ、ドライブでリムに向かってアタックし、得点することもできる。ケガによる欠場があるものの、今季を含めた直近6シーズンで平均20得点10リバウンド以上、そして約2.0ブロックを記録している。今季はフィールドゴール成功率(56.7パーセント)で自己最高ペースを記録中だ。2020-21シーズンまで続く現行契約の平均年俸は2,540万ドル(約28億7,020万円)と超高額ながら、デイビスは攻防両面でチームに貢献できる能力を持つ。デイビスはアメリカ出身のビッグマンとして最大級の評価となった。

ドライブからフィニッシュへと持ち込む力強さが年々増してきたデイビス[写真]=Getty Images

■3位 クリスタプス・ポルジンギス(ニューヨーク・ニックス/22歳)
 ラトビア出身のポルジンギスという男は、一生に一度、目にすることのできるタレントかもしれない。平均2.0ブロック、3ポイントシュートを平均2.0本以上決めることのできるNBA唯一の選手。12月13日(同12日)のロサンゼルス・レイカーズ戦では37得点11リバウンド5ブロックに加え、5本の3ポイントシュートを成功させた。NBA史上、1試合で35得点10リバウンド5ブロック5本の3ポイントシュートを決めた初の選手となった。カーメロ・アンソニー(現オクラホマシティ・サンダー)が移籍したことで、完全にニックスのフランチャイズ・プレーヤーとなった。

221センチの長身で、今季は40パーセント近い確率で3ポイントシュートを沈めるポルジンギス[写真]=Getty Images

■4位 カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ/22歳)
 アメリカとドミニカ共和国の二重国籍を持つビッグマン。昨季は平均25.1得点12.3リバウンドを残したことで、史上最年少で“平均25得点10リバウンド以上”を達成した。

■5位 ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/22歳)

 セルビア出身の万能型ビッグマン。ポストプレーとジャンパーを駆使して得点し、リバウンドをもぎ取るだけでなく、ガード顔負けのパスさばきでも脅威を与えることができる。

■6位 ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/23歳)
 屈強な体格からポストプレー、ドライブ、ジャンパ-などで得点できるカメルーン出身ビッグマン。今季は6試合で6アシスト以上しており、平均3.5アシストも魅力。

シクサーズをけん引するエンビード(右)は6位、シモンズ(左)が8位に入った[写真]=Getty Images

■7位 アンドレ・ドラモンド(デトロイト・ピストンズ/24歳)
 昨季までの5シーズンで1度しか成功率40パーセント以上を記録できなかったフリースローが、今季は62.7パーセントまで急上昇。アシストも自己ベストと成長中だ。

■8位 ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/21歳)
 昨季はケガで全休したため、今季遂にベールを脱いだ万能戦士。ジャンプシュートの精度こそ低いが、主要成績で軒並みルーキートップを記録するオーストラリア出身の注目株。

■9位 ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ/24歳)
 ビールは得意のアウトサイドシュートに加え、今季はリム付近のショットを自己ベストとなる67パーセントで決めている。リーグ有数のシューティングガードの1人となった。

■10位 デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ/21歳)
 昨季はNBA史上6人目の1試合70得点を達成。今季、21歳で24得点4リバウンド4アシスト以上を達成できれば、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)らに続くNBA史上4人目の快挙となる。

■11位 アーロン・ゴードン(オーランド・マジック/22歳/アメリカ)

■12位 オットー・ポーターJr.(ワシントン・ウィザーズ/24歳/アメリカ)

■13位 クリント・カペラ(ヒューストン・ロケッツ/23歳/スイス)

■14位 スティーブン・アダムズ(オクラホマシティ・サンダー/24歳/ニュージーランド)

■15位 デニス・シュルーダー(アトランタ・ホークス/24歳/ドイツ)

■16位 アンドリュー・ウィギンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ/22歳/カナダ)

■17位 ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス/19歳/アメリカ)

セルティックスの新人テイタムは、最年少(19歳)でランクイン[写真]=Getty Images

■18位 マイルズ・ターナー(インディアナ・ペイサーズ/21歳/アメリカ)

■19位 ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス/21歳/アメリカ)

■20位 ディアンジェロ・ラッセル(ブルックリン・ネッツ/21歳/アメリカ)

■21位 ギャリー・ハリス(デンバー・ナゲッツ/23歳/アメリカ)

■22位 カイル・クーズマ(ロサンゼルス・レイカーズ/22歳/アメリカ)

■23位 ブランドン・イングラム(ロサンゼルス・レイカーズ/20歳/アメリカ)

■24位 ジュリアス・ランドル(ロサンゼルス・レイカーズ/23歳/アメリカ)

■25位 ユスフ・ヌルキッチ(ポートランド・トレイルブレイザーズ/23歳/ボスニア・ヘルツェゴビナ)

※ここで紹介している成績は、12月20日(同19日)終了時点のもの

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