2017.12.20

【12/20 NBA試合結果】終盤に逆転を許すもバックスがキャブスに今季初勝利

今季2連敗を喫していたレブロン率いるキャブスに勝利し、雄叫びをあげるアデトクンポ[写真]=Getty Images
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 12月20日(現地時間19日)、NBAでは3試合が行われた。

 ここではクリーブランド・キャバリアーズ対ミルウォーキー・バックスの一戦を中心に振り返っていこう。今季最初の2試合で敗れていたバックスは、ホームでようやくキャブス相手に白星を手にした。

 試合は序盤、バックスは2-10とキャブスにリードされる苦しい展開。そこから徐々に盛り返し、第1クォーターを30-34で終えると、第2クォーター残り8分18秒でマルコム・ブログドンの3ポイントシュートが決まって41-40と逆転に成功。するとバックスは点を積み重ねていき、前半で最大14点リード。前半を終えて69-58と11点をリード。

 後半に入ってもバックスペースは変わらず、第3クォーター序盤には76-58と点差を18へと広げる。このクォーターはバックスが常時10点前後のリードをキープし、98-83で最終クォーターへ。第4クォーターが始まると、ヤニス・アデトクンポが5連続得点を奪い、バックスが103-83と20点の大量リードを奪う。

 しかし、そこからキャブスはベンチメンバーを中心に反撃を開始。大黒柱のレブロン・ジェームズがベンチで見守る中、ドウェイン・ウェイドジェフ・グリーンらが得点を重ねて19連続得点を挙げる猛攻を見せる。特に、残り約6分からウェイドが2連続3ポイントシュートを沈めて逆転したシーンは圧巻だった。

 だがバックスもあきらめない。残り3分39秒でアデトクンポのパスを受けたブログドンが3ポイントシュートを決めて108-107と再び逆転に成功。レブロンがコートに戻り、キャブスがリードを奪い返すも、そこから両チーム一進一退の攻防となる。

 そして、緊迫した展開に終止符を打ったのは、アデトクンポだった。残り約5秒、レブロンにスティールされそうになったボールを奪い返し、ファウルも誘って貴重なレイアップを決める。フリースローも成功させて118-113とし、直後にレブロンが3ポイントシュートを決めるも、最後は119-116でバックスに軍配が上がった。

 バックスはアデトクンポが27得点14リバウンド8アシスト、エリック・ブレッドソーが26得点、クリス・ミドルトンが18得点10アシストをマーク。アデトクンポは現地メディア『ESPN』に対して「(この勝利は)このチームにとって大きなステップとなった。俺たちが成熟していることを見せることができたと思う」とコメント。「世界中で見てもベストと言えるチームの1つと戦った。我々は団結していた」とジェイソン・キッドHCも選手たちを称賛した。

 敗れたキャブスではレブロンが39得点7アシスト3スティール、ケビン・ラブが21得点10リバウンド、ウェイドが14得点を記録。「いくつかのことがうまく進まなかったが、我々は(劣勢から)盛り返すことができたし、よくやったと思う」とレブロンが試合後に振り返った。

 そのほかの試合では、サクラメント・キングスがフィラデルフィア・セブンティシクサーズに101-95で勝利。ザック・ランドルフが27得点、バディ・ヒールドが24得点、40歳の大ベテラン、ビンス・カーターが終盤に獲得した貴重なオフェンシブ・リバウンドを含む3リバウンド3アシスト2スティールを記録。そのカーターは、現地メディア『ESPN』に対して「コーチ(デイビッド・イェーガー)は俺のことを、ミスをせず、チームメイトをヘルプできると信じてくれているんだ」と語った。敗れたシクサーズはベン・シモンズが13得点12リバウンド9アシスト、ロバート・コビントンがチームハイの17得点を挙げたものの、ここ8試合で7敗目を喫している。

 ニューオリンズ・ペリカンズとワシントン・ウィザーズの試合は、第1クォーターと第3クォーターにそれぞれ36-19、32-15と突き放したウィザーズが116-106でペリカンズに勝利した。チームトップの26得点を挙げたブラッドリー・ビールを含む6人が2ケタ得点を挙げるバランスの良さを見せ付けた。ペリカンズはアンソニー・デイビスデマーカス・カズンズが2人合わせて63得点22リバウンドを挙げるも、前半と後半の出だしで大量失点したことが響き、2連敗となった。

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