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リラードが現役引退に言及「最後の試合はトレイルブレイザーズで」“やり残した”目標も明かす

2026-27シーズンの完全復活が期待されるリラード[写真]=Getty Images

■ポートランドへの愛

“望まぬ移籍”を経て、デイミアン・リラードは心の故郷であるポートランド・トレイルブレイザーズに帰還した。『Casino.ca』のインタビューでも「忠誠心は大きな意味を持つ。ポートランドを離れたいと思ったことは一度もない」と語り、ミルウォーキー・バックスで過ごした2年間も、愛情は常にそこにあったという。

 リラードは、DJ・シディキとのインタビューにおいて、左アキレス腱の大ケガからリハビリなどの近況を報告しているが、その過程で引退についても言及している。

 アンソニー・デイビスブラッドリー・ビールと共に、2012年のNBAドラフトでキャリアをスタートしたリラード。だが、アーリーエントリーすることなく大学で4年間を過ごしたため、今夏には36歳を迎える。現役選手として残された時間は決して長くはない。3度の3ポイントコンテスト覇者は、どのような幕引きを思い描いているのだろうか。

「いつ引退するにしても、最後の試合はトレイルブレイザーズでプレーしたいと思っている。期限は決めていない。ただ、自分が心からプレーできると感じている限りはプレーし続けるよ。プレーできなくなった瞬間に、続ける理由がなくなるのだろう」

■リハビリ中でもチームに帯同

[写真]=Getty Images


 リラードは、今シーズンこそプレータイムがないものの、ブレイザーズを離れていた2年間もプレーに陰りが出ることはなかった。昨シーズンは24.9得点、7.1アシストを記録。球団にとって、数字とメンタリティの両面を持ち合わせたリーダーが帰ってくることは、これ以上にない補強となる。

 一方で、ブレイザーズはリラード不在の中、現在プレーオフ圏外の10位に位置しているものの、将来に期待が持てる状況にある。ルーキー契約ラストイヤーとなるシェイドン・シャープは、平均21.4得点でキャリアハイを更新中。また、デニ・アブディヤも平均24.1得点、オールスター選出と大きなステップアップを果たしており、NCAA連覇を経験したビッグマンのドノバン・クリンガンも、キャリア2年目でNBAの荒波にアジャストしてきた印象だ。

 若手の奮起も去ることながら、ドリュー・ホリデージェレミー・グラントといったベテラン勢の安定感もあり、順位以上に意味のあるシーズンを過ごしているブレイザーズ。リラードは、復帰にともない新しいチームメートとプレーすることになるが、リハビリ中も若いチームメートと頻繁に会話を重ね、施設で多くの時間を過ごしているという。

「毎日練習に参加しているし、ホームゲームにも全て帯同している。遠征にもいくつか同行している。ロッカールームにもいるし、チームのイベントにも参加している。チームとのつながりは間違いなく保っていると言えるよ。ただのベテランとして、いつも何か発言しているような選手にはなりたくない。みんなの話をよく聞くようにしているし、質問があれば自分の考えや気づいたことを話すようにしている」

■復帰後に掲げる最大目標

[写真]=Getty Images


 得点、アシスト、ゲームメイク、リーダーシップ、そしてビッグショット。コート上で抜群の統率力と引力を有するリラードの加入は、ブレイザーズの戦力を大きく底上げする。

 リラードは、ブレイザーズへの揺るがない忠誠心を胸に、残りのキャリアでやり残したことを達成したいと考えている。

「一番の目標は優勝することだよ。キャリアの中で、それ以外はほぼ全て達成したと思う。本当に手に入れたいものといえば、それくらいかな。個人としては、オールスター出場回数2桁、オールNBAチームへの再選出かな。そして、これからも自分らしくプレーし続けたい」

 ケガでの休養は、闘志とポートランドでプレーする喜びを再確認するために、自身にとって必要な時間だと考えている様子だ。現在の状況については「復帰して最高の自分になるための準備期間」と位置付け、完全体での復帰を約束している。

「どうすればチームをレベルアップさせられるのか、はっきりと分かっている」と、力強いメッセージも残しているリラード。“デイムタイム”に突入するまで、あと少しの辛抱だ。

文=Meiji

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