12月25日(現地時間24日)は、NBAの試合が行われない。翌日のクリスマス・ゲーム(5試合)でプレーする選手にとっては、移動や練習などを除けばクリスマスを家族と過ごしているのだろうか。
今回は、2018年2月にロサンゼルスで行われるオールスターで、初選出候補の選手たちを紹介していこう。12月26日(同25日)からはTwitterやFacebookといったSNSと、今年から始まるAmazon Alexa(Amazonが開発したAIアシスタント)による投票も始まるため、是非ともその参考にしていただきたい。
※成績やデータは全て現地時間12月24日現在
クリスタプス・ポルジンギス(ニューヨーク・ニックス)
3年目の今季は平均24.7得点6.7リバウンド2.0ブロックを記録し、ニックスは17勝15敗と勝率5割以上と好調を維持している。ポルジンギスは221センチの長身から鮮やかなステップワークで相手チームのリムへ襲い掛かる。アウトサイドシュートもうまく、3ポインントシュートの精度も年々アップしている。
ビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)
今夏、ポール・ジョージとのトレードでペイサーズ入りしたシューティグガード。5年目の今季は平均25.3得点5.4リバウンド3.9アシスト1.8スティールと、ほぼ全てのカテゴリーで自己ベストを更新しそうなペース。開幕前は決して評価が高くなかったチームを、ここまでイースト4位(19勝14敗)へと引き上げている立て役者。
ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)
シクサーズはここ10試合で1勝9敗、5連敗中ではあるものの、カメルーン出身のビッグマンが残している数字はオールスターに選ばれてもおかしくはない。エンビードは今季、平均23.7得点10.9リバウンド3.5アシスト2.0ブロックとすばらしい成績。
ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)
今季の新人王最有力候補。昨季の全休から満を持してデビュー。平均17.1得点8.8リバウンド7.7アシスト2.0スティールは立派。ルーキーとして選出されれば、2011年のブレイク・グリフィン(ロサンゼルス・クリッパーズ)以来となる。
カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
2016年の新人王は、機動力あふれるビッグマンで、スキルも備わった有能選手。3年目の今季は平均20.5得点11.7リバウンド1.4ブロックを記録している。キャリア3年全てでフィールドゴール成功率50パーセント以上、フリースロー成功率80パーセント以上という安定感も魅力。
ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)
キャリア6年目のシューティングガード。今季は平均23.0得点4.2リバウンド3.5アシストを記録。持ち味の1つである3ポイントシュート成功率が36.2パーセントと自己ワーストペースではあるものの、リング下の決定力を高めることに成功し、成長を続けている。
ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)
今季は平均16.1得点10.3リバウンド4.5アシスト。18勝15敗でウエスト6位のナゲッツだが、ヨキッチが欠場した試合で3勝4敗と負け越していることが、この男の価値を証明している。
<その他の候補選手>
デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)
C.J.マッカラム(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
両選手とも平均20得点以上挙げているものの、ウエストのバックコートにはステフィン・カリーとクレイ・トンプソン(共にゴールデステート・ウォリアーズ)、ジェームズ・ハーデンとクリス・ポール(共にヒューストン・ロケッツ)、ラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)らがおり混戦模様のため、今季も選出は厳しいだろう。
ここで紹介した選手たちがオールスター初選出となる場合は、おそらくヘッドコーチ投票による選出となる可能性が高い。それでも、選ばれるに値するパフォーマンスを発揮していると言えるだろう。