【NBA】通算得点歴代6位のダーク・ノビツキーが「レブロンはアンストッパブルだ」と称賛

キャリア20年目をプレーするマーベリックスのノビツキー[写真]=Getty Images

 ダラス・マーベリックスのフランチャイズプレーヤー、ダーク・ノビツキーは、今季でマブス一筋20シーズン目をプレーしている。1チームで20シーズンをプレーすることは、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)と並ぶNBAの最多シーズン記録である。

 ノビツキーはドイツ出身のビッグマンで、7フィート(213センチ)ながらアウトサイドシュート、3ポイントシュートも得意とし、片足でジャンプして放つワンフット・ジャンパーは、ケビン・デュラント(ゴールデンステート・ウォリアーズ)をはじめ、多くのスコアラーがレパートリーに加えている。

39歳のノビツキーは、今季平均12.1得点5.6リバウンド。3ポイント成功率は42.2パーセントと自慢のシュート力は健在[写真]=Getty Images

 さらにノビツキーは、1月8日(現地時間7日)終了時点でNBAの通算得点ランキング6位(3万757点)を誇る偉大なスコアラーなのである。

 そして、ノビツキーに次ぐ得点を挙げているのが、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)だ。レブロンは同ランキングで7位(2万9,864点)となっており、今季中に史上7人目の3万得点達成ばかりか、ノビツキーを上回る可能性さえあるのだから恐ろしい。

 NBAの取材でレブロンについて聞かれたノビツキーは「とても頑強で、パワフルな選手。特にファストブレイクはガード不可能だろう。まるで電車がこっちに向かってくるようなものさ」とコメント。そして「彼は何でもできるんだ。ポストプレーだってうまいし、ピック&ロールの使い手でもある。ベストパサーの1人でもあるんだから、すごいよね」とノビツキー。

パワーを存分に活かしたレブロンの突破力は、まさにアンストッパブルだ[写真]=Getty Images

 2007年にレギュラーシーズンMVP、11年にはマブスをチーム史上初となるチャンピオンへと導き、ファイナルMVPも獲得したノビツキーは、外国籍出身選手としては史上最高の選手の1人と評していいだろう。一方のレブロンは、NBA史上最高の選手へとさらに評価を高める可能性を持つスーパースターだ。

 すでに“レジェンド”と呼んでもいいほどの実績を持つ両選手。現役引退後のバスケットボール殿堂入りもほぼ確実だろう。今後も進化を続けるであろうレブロンだけでなく、39歳ながらシュート力健在のノビツキーにも注目してほしいところだ。

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