1月12日(現地時間11日)、現地メディア『HoopsHype』のサイトに、2018年フリーエージェント(FA)のランキングが掲載されていたので紹介したい。今年のトレード・デッドラインは日本時間2月9日早朝なのだが、この中からトレードによって移籍する選手が出ても決しておかしくはない。はたして、今年はどうなるのだろうか。
These are the Top 25 free agents in 2018. https://t.co/3O7Xr8h4LH pic.twitter.com/49BMDT41MO
— HoopsHype (@hoopshype) January 14, 2018
ここではそのFAランキングのTOP10を紹介していく。
■1位
ケビン・デュラント(ゴールデンステート・ウォリアーズ)
昨季のファイナルMVP。ウォリアーズで優勝を果たし、今季はディフェンス面におけるインパクトを増しており、選手としてますます進化している。プレーヤーオプションのため、FAになるかは定かではないが、来季のサラリーキャップが大幅に上昇するのであれば、長期高額契約をすることになるだろう。ただし、何よりも勝利を求めるデュラントが移籍する可能性は低い。
■2位
レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)
プレーヤーオプションを行使してFAになる可能性が高い。今夏は自身の“ビジネス面”も考慮することが予想される。ロサンゼルスにビジネスの拠点があることから、レイカーズ入りのウワサも根強いものの、“優勝できる環境”を求めて、ウエストの強豪に移籍、というシナリオもゼロではないはず。そのためなら減俸も十分あるだろう。
■3位
デマーカス・カズンズ(ニューオリンズ・ペリカンズ)
現地メディア『RealGM』によると、ペリカンズがカズンズをトレード・デッドライン前に放出することはない、と報じている。しかし今夏のカズンズは制限なしのFA、つまりどのチームとも契約できるため、ペリカンズと再契約する可能性が高いとはいえ、その保障はどこにもない。もし仮に27歳のオールスタービッグマンがイーストに移籍するとなれば、勢力図を変えることとなるはずだ。
■4位
ポール・ジョージ(オクラホマシティ・サンダー)
プレーヤーオプションを行使すれば制限なしのFAになることができる。サンダー残留の条件は「優勝ではない」と語ったジョージは、地元LAに本拠地を置くレイカーズ移籍というウワサがたえない。現状で、ジョージが残留するか、移籍するのかは五分五分か。
■5位
クリス・ポール(ヒューストン・ロケッツ)
今夏制限なしのFAとなるポール。今季ロケッツで優勝、またはファイナル進出となれば残留の線が強い。しかしプレーオフで早期敗退となった場合は、優勝を渇望するポールだけに、移籍してもおかしくはない。
■6位
アイザイア・トーマス(クリーブランド・キャバリアーズ)
1月中旬に股関節の負傷から復帰したアイザイア。リーグ屈指の得点力があり、集客力も備えたオールスター選手だが、175センチという低身長と、バックコートに得点力がある選手を多くのチームで抱えていることを考えると、本人が加入を望むチームと契約できるかは微妙だろう。この男の去就にも注目が集まる。
■7位
ディアンドレ・ジョーダン(ロサンゼルス・クリッパーズ)
今夏プレーヤーオプションを行使して移籍する、というのがジョーダンに対する大方の予想。そのため、クリッパーズがトレード・デッドライン前に放出するというウワサは多い。ミルウォーキー・バックス、またはクリーブランド・キャバリアーズへのトレードは実現するのか?
■8位
アーロン・ゴードン(オーランド・マジック)
10月(平均21.0得点9.0リバウンド)ほどの勢いはなくなり、今季全体では平均18.8得点8.0リバウンドを記録する22歳のフォワード。制限付きFAのため、他チームが高額契約をオファーすることは十分ありうる。
■9位
クリント・カペラ(ヒューストン・ロケッツ)
ロケッツに不可欠となったスイス出身センター。4年目の今季は、ここまで平均14.3得点11.2リバウンド1.8ブロックと見事な働きで勝利に貢献している。こういうタイプの選手は他チームから高額契約をオファーされ、移籍する可能性もあるため、ロケッツの動きに注目したい。
■10位
ジャバリ・パーカー(ミルウォーキー・バックス)
今年2月に左膝前十字靭帯を断裂したため、今季はまだプレーできていないパーカー。復帰は2月上旬の見込みだという。パワフルで身体能力が高く、昨季は平均20得点以上を記録していたため、今季どのようなプレーを見せることができるかが、来季以降の去就に大きく影響するはず。
■その他の注目FA
カーメロ・アンソニー(オクラホマシティ・サンダー)
プレーヤーオプションを行使すれば制限なしのFAになれる。チーム1番手の選手としては厳しいかもしれないが、2、3番手のスコアラーとしては有能。問題はサラリーか?
エイブリー・ブラッドリー(デトロイト・ピストンズ)
リーグ屈指のペリメーター・ディフェンダー。過小評価されている点は否めないものの、キャッチ&シュートも得意としており、強豪チームでもアジャストできる点は魅力。
ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)
1月14日(同13日)に今季初出場し、14得点を挙げたスコアラー。まだ22歳と若く、今後も成長が期待できる人材のため、多くのチームからオファーが届くだろう。