2018.06.30
1月11日(現地時間10日)、現地メディア『THE UNDEFEATED』の報道で、トレードのウサワの渦中にいるロサンゼルス・クリッパーズのディアンドレ・ジョーダンに対し、ブレイク・グリフィンがコメントをしていることがわかった。
ジョーダンは今季終了後、プレーヤーオプションを行使すれば制限なしフリーエージェント(FA)になることができる。ただ、それを行使しない場合、ジョーダンが来季受け取る年俸は約2,412万ドル(約27億144万円)となる。
今季のNBAには、年俸2,000万ドル(約22億4,000万円)以上を受け取る選手が41人もおり、ジョーダンの今季年俸は全体で31位と、最高級の年俸ではないものの、得点がリング下のフィニッシュにほぼ限られてしまう点を考慮し、クリッパーズはジョーダンをトレードする、またはFAになっても再契約をしないという報道が出ている。
ただ、屈強な体格に加え、ビッグマンとしてはリーグ随一の身体能力を誇るジョーダンはディフェンス力が高い。さらに、愛されるキャラクターでチームメートとの仲も良好のため、チーム・ケミストリーを重視するクリッパーズでは価値があるのは間違いない。
そんな中、今季でコンビを組んで8シーズン目となったグリフィンはまず「(去就に影響する決断に迫られるのは)これで2度目だ」と口にした。ジョーダンは2011年にゴールデンステート・ウォリアーズのオファーシートにサインし(クリッパーズがその金額にマッチして残留)、15年にはダラス・マーベリックスと契約合意にまで発展していた(この時はクリッパーズの選手とコーチたちが引き留めた)。
続いてグリフィンは「どんな時であっても、俺は彼に同じことを言ってきた。俺がどれくらいここ(クリッパーズ)に居てほしいか、そして生涯クリッパーズでプレーしてほしいと思っているか、彼ならわかるはずだ」と続けた。
長年のチームメートであり、仲良しの相棒だけに、グリフィンにとってジョーダンが移籍するのはつらいはず。ただし、グリフィンの言葉からは、今回は“マスト(必ず)”というよりも“できればお願い”というニュアンスにも聞こえてくる。
「でも結局のところ、彼には家族がいるわけだし、彼にとってベストの判断をするべきだと思う。その決断がどうであれ、俺はサポートしていく」
昨年夏、クリッパーズではクリス・ポール(現ヒューストン・ロケッツ)やJ.J.レディック(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ジャマール・クロフォード(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)といった主力が抜けたため、グリフィンとジョーダンも、“変化の必要性”を実感しているのかもしれない。
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