1月21日(現地時間20日)、ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでディフェンディング・チャンピオンのゴールデンステート・ウォリアーズを迎えた一戦に116-108で勝利し、今季の直接対決を2勝1敗で終えた。
両チームとも、ほぼベストメンバーで臨んだこの試合。互いに譲らぬ展開の中、ロケッツの大黒柱ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールが試合を決めた。ハーデンは試合時間残り1分10秒の場面でステフィン・カリーのマークをステップバックでかわして値千金の3ポイントシュートをネットへ突き刺し、114-108と突き放す。その後、カリーが放った3ポイントシュートをブロックする見事なディフェンスを見せた。そしてポールが、残り約28秒にフリースローを着実に2本成功させ、勝利を確定させた。
#JamesHarden with the clutch step back three to seal the victory!#Rockets #PhantomCam pic.twitter.com/ara18HQhwC
— NBA (@NBA) January 21, 2018
試合をとおしてハーデンは22得点8アシスト、ポールはゲームハイの33得点に加えて、11リバウンド7アシスト3スティールをマークしている。
「過去4年間、彼らはチャンピオンシップチームなのは明らか。俺たちは俺らなりのスタイルで(チャンピオンシップチームを)構築しようとトライしているのさ」と、ハーデンは試合後に現地メディア『ESPN』に語った。
ロケッツの指揮官、マイク・ダントーニは「この男は勝者だ。いつだって勝てるようにプレーしてきたんだ」と昨夏トレードで獲得したポイントガード、ポールを絶賛した。
今季ウォリアーズから2勝したことで、ロケッツの選手たちは大きな自信を得たようだ。この試合で18得点5リバウンド4スティールを挙げたセンターのクリント・カペラは「僕たちは彼らよりいいチームだ。僕たちは自信を持っている。やるべきことさえできれば、彼らを倒すことができるんだ」と語る。
実は今季、ロケッツはハーデンとポール、そしてカペラがそろってプレーした試合では16勝無敗を記録しており、ウォリアーズとの試合にも勝利したことで17勝無敗となり、無敗記録を更新中だ。
ウォリアーズのケビン・デュラントは、昨季との違いについて「きっと皆はCP(ポールの愛称)加入だと言うだろうけど、俺は彼らのプレーがハードになっている点だと思う。今季の彼らは、ディフェンス面でとてもハードなプレーを見せているんだ」と語っていた。
ロケッツとウォリアーズが次に戦うのは、プレーオフとなる。このままのペースで順調に勝ち上がることができれば、ウエスタン・カンファレンスの決勝という最高の舞台で行われるだろう。
はたして、今後のレギュラーシーズン、そしてプレーオフで両チームはどのような進歩を遂げるのだろうか。両チームがプレーオフで再戦するとなれば激戦必至なだけに、楽しみにしたい。