【NBA】“宿敵”ウォリアーズに勝利し、自信を増すロケッツ

ハーデン(右)とポール(左)という2大エースの活躍により、ウォリアーズを下したロケッツ[写真]=Getty Images

 1月21日(現地時間20日)、ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでディフェンディング・チャンピオンのゴールデンステート・ウォリアーズを迎えた一戦に116-108で勝利し、今季の直接対決を2勝1敗で終えた。

 両チームとも、ほぼベストメンバーで臨んだこの試合。互いに譲らぬ展開の中、ロケッツの大黒柱ジェームズ・ハーデンクリス・ポールが試合を決めた。ハーデンは試合時間残り1分10秒の場面でステフィン・カリーのマークをステップバックでかわして値千金の3ポイントシュートをネットへ突き刺し、114-108と突き放す。その後、カリーが放った3ポイントシュートをブロックする見事なディフェンスを見せた。そしてポールが、残り約28秒にフリースローを着実に2本成功させ、勝利を確定させた。

 試合をとおしてハーデンは22得点8アシスト、ポールはゲームハイの33得点に加えて、11リバウンド7アシスト3スティールをマークしている。

 「過去4年間、彼らはチャンピオンシップチームなのは明らか。俺たちは俺らなりのスタイルで(チャンピオンシップチームを)構築しようとトライしているのさ」と、ハーデンは試合後に現地メディア『ESPN』に語った。

 ロケッツの指揮官、マイク・ダントーニは「この男は勝者だ。いつだって勝てるようにプレーしてきたんだ」と昨夏トレードで獲得したポイントガード、ポールを絶賛した。

司令塔を務めつつ、スコアラー、リバウンダー、そしてディフェンダーとしても貢献できるポール[写真]=Getty Images

 今季ウォリアーズから2勝したことで、ロケッツの選手たちは大きな自信を得たようだ。この試合で18得点5リバウンド4スティールを挙げたセンターのクリント・カペラは「僕たちは彼らよりいいチームだ。僕たちは自信を持っている。やるべきことさえできれば、彼らを倒すことができるんだ」と語る。

 実は今季、ロケッツはハーデンとポール、そしてカペラがそろってプレーした試合では16勝無敗を記録しており、ウォリアーズとの試合にも勝利したことで17勝無敗となり、無敗記録を更新中だ。

 ウォリアーズのケビン・デュラントは、昨季との違いについて「きっと皆はCP(ポールの愛称)加入だと言うだろうけど、俺は彼らのプレーがハードになっている点だと思う。今季の彼らは、ディフェンス面でとてもハードなプレーを見せているんだ」と語っていた。

 ロケッツとウォリアーズが次に戦うのは、プレーオフとなる。このままのペースで順調に勝ち上がることができれば、ウエスタン・カンファレンスの決勝という最高の舞台で行われるだろう。

 はたして、今後のレギュラーシーズン、そしてプレーオフで両チームはどのような進歩を遂げるのだろうか。両チームがプレーオフで再戦するとなれば激戦必至なだけに、楽しみにしたい。

ロケッツとウォリアーズ。両チームによる再戦は、プレーオフで実現するはず[写真]=Getty Images

モバイルバージョンを終了