【NBA】オールスター出場選手紹介 TEAMレブロン②/ビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)

キャリア5年目、2013年のドラフト組では初となるオールスター選出を決めたオラディポ[写真]=Getty Images

2月19日(現地時間18日)に迫った「NBAオールスターゲーム2018」。今年はイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」と、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMステフィン」というオリジナルチームの対決という形で行われる。そこでバスケットボールキングでは、今年のオールスター出場選手を、チーム別でそれぞれ紹介していく。

■TEAMレブロン選手紹介②
ビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)
ガード/193センチ/95キロ/キャリア5年目

<NBAにおける主な記録・功績>
オールスター選出:1回(2018)

<2017-18シーズン 個人成績>
平均34.3分24.2得点5.2リバウンド4.1アシスト1.9スティール
※1月30日(現地時間29日)終了時点

“完璧なホーム”と呼べる場所で大躍進した苦労人
 2013年のドラフト1巡目全体2位でオーランド・マジックに指名されると、主力として平均30分以上のプレータイムを与えられたオラディポ。平均13得点以上を毎シーズン挙げ、ディフェンス面でもフットワークとスタミナを活かして相手選手を苦しめていたものの、16年はオクラホマシティ・サンダー、17年にはペイサーズへトレードと、所属チームが何度も変わる苦労を味わってきた。

現地時間12/10のナゲッツ戦では47得点を記録。今季はフリースロー試投数でキャリアハイを記録しているように、積極性が増した[写真]=Getty Images

 今季を迎えるにあたって、オールスター常連の万能戦士ポール・ジョージ(現サンダー)が移籍したこともあり、ペイサーズの評価は決して高くなかった。それでも、1月30日(同29日)終了時点でイースト7位(28勝23敗)につけており、リーグで最も周囲を驚かせたチームの1つとして勝ち星を積み重ねている。その立て役者がオラディポなのは間違いない。大学時代を過ごしたインディアナで急成長を遂げたオラディポは、12月11日(同10日)のデンバー・ナゲッツ戦ではキャリアハイの47得点を奪うなどキャリア最高のシーズンを過ごしている。スモールマーケットと呼ばれるインディアナだが、「ただのスモールマーケットじゃない。“ビッグな”スモールマーケットだ」とオラディポは言う。「そうじゃなきゃ、NBAオールスターを開催したりはしない。間違いなく魅力的な場所なんだ」と、現地メディア『IndyStar.』に語っていた。インディアナでオールスターが開催されるのは2021年。オラディポはペイサーズどころかリーグを代表する選手の1人に成長しているかもしれない。

<オールスターモーメント>
本戦は初ながらも数々のコンテストに出場
 2014、15年のライジング・スターズをはじめ、スキルズチャレンジなどに出場した経歴がある。15年に出場したスラムダンクコンテストでは、ザック・ラビーン(当時ミネソタ・ティンバーウルブズ)と決勝戦を戦っており、跳躍力を活かしたダンクには定評がある。

<今年のオールスターにおける注目点>
ウェストブルックとのダンク共演、‟ライバル“ジョージとの関係は?
 エンターテインメイント性十分なラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)とオラディポは、ガードの選手としてはリーグ屈指のダンカーであり、ユーモアも備えているため、ファンのみならず選手たちをも楽しませてくれるだろう。その一方で、昨夏トレード相手となったポール・ジョージ(サンダー)とはどのようなプレーを見せるのかが気になるところだが、その不安は“オールスター”の楽しい雰囲気で解消されるはず。

15年のダンクコンテストでは、滞空時間の長い空中遊泳から豪快なダンクを何度も決めた[写真]=Getty Images

モバイルバージョンを終了