【NBA】史上6人目! 通算出場時間5万分という大台突破目前のダーク・ノビツキー

キャリア20シーズン目をプレーしているノビツキー[写真]=Getty Images

 今季でキャリア20シーズン目を迎えているダーク・ノビツキー。1999年のデビューから、ダラス・マーベリックス一筋でプレーしてきたドイツ出身のレジェンドは、NBA史上わずか5人しか達成していない大記録の仲間入りまであと少しと迫っている。

 その記録というのは、通算出場時間5万分だ。ノビツキーは、1月30日(現地時間29日)終了時点で4万9,941分に出場しており、大台突破まで残り59分としている。

 今季ここまでの平均出場時間が24.9分のため、あと3試合プレーすれば史上6人目となる通算5万分出場の仲間入りとなる。この先、欠場さえしなければ、2月6日(同5日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦で達成することになりそうだ。

 70年以上という長いNBA史においても、この通算出場時間5万分以上を達成したのは下記の5人だけ。いずれも殿堂入りは確実と言っていいレジェンドたちの名前が並んでいる。

■通算出場時間ランキング(現地時間1月29日終了時点)
1.カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか):5万7,446分
2.カール・マローン(元ユタ・ジャズほか):5万4,852分
3.ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか):5万418分
4.ジェイソン・キッド(元ニュージャージー・ネッツほか):5万111分
5.エルビン・ヘイズ(元ワシントン・ブレッツほか):5万分

 このランキングの中で特筆すべきなのは、やはりキッドだろう。先日ミルウォーキー・バックスのHC解任となったキッドは、ガードの選手として唯一の通算5万分以上という大台をクリアしている。平均出場時間だけで言えば、晩年に近づくにつれて短くなっていくのだが、平均33分未満を記録したのはキャリア19シーズンのうち、最後の2シーズのみ。キッドがどれだけタフだったのかを表す指標の1つと言えるだろう。

309試合に出場したサンズ時代、キッドは平均38.9分もプレーしていた[写真]=Getty Images

 現地メディアの中には、「ノビツキーは今季限りで引退か?」といったウワサが出ていた時期があったものの、ノビツキー自身は今季、これまでのところ全51試合に出場し、平均12.0得点5.5リバウンド。3ポイントシュート成功率は自己最高級の42.5パーセントと好調だ。

 昨年12月16日(同15日)には、現地メディア『SBNATION』に対して「とても良いと感じている。全試合でプレーしているしね。全82試合でプレーしたいと思っているよ。39歳としては信じられないよね。俺の身体がどうなのか今後も見ていくことになるけど、今はとてもいい状態だ」とノビツキーが語っていた。

 もはや史上6人目となる通算出場時間5万分超えは時間の問題。そして来季もマブスでプレーするのであれば。コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)を上回る、史上単独トップとなる“同一チームに21シーズン連続で在籍”ということとなる。

 そして、ここまでのノビツキーを見ていると、来季もマブスのユニホームを着てプレーしている気がしてならない。

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