【NBA】オールスター出場選手紹介 TEAMレブロン③/ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)

キャリア6年目でオールスター選手となったビール[写真]=Getty Images

2月19日(現地時間18日)に迫った「NBAオールスターゲーム2018」。今年はイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」と、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)がキャプテンを務める「TEAMステフィン」というオリジナルチームの対決という形で行われる。そこでバスケットボールキングでは、今年のオールスター出場選手を、チーム別でそれぞれ紹介していく。

■TEAMレブロン選手紹介③
ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)
ガード/196センチ/94キロ/キャリア6年目

<NBAにおける主な記録・功績>
オールスター選出:1回(2018)

<2017-18シーズン 個人成績>
平均36.1分23.8得点4.4リバウンド3.9アシスト1.0スティール
※1月31日(現地時間30日)終了時点

昨季から平均20得点の大台を突破、キャリア6年目で初選出を決める
 1月24日(現地時間23日)、デトロイト・ピストンズのスタン・バン・ガンディHCが発した「イーストには良いガードが多いから、(オールスター選出は)決して簡単なことではない」という言葉に対して、「そりゃあ(選ばれれば)うれしいさ。でも選ばれなくたって、ちょっとだけだけどバケーションに行けるんだから、俺にとっては“Win-Win”だよ」と答えていたビール。だがキャリア6年目の今季は、ヘッドコーチ投票で決定するリザーブメンバーに初めて選出された。

キャリアハイの51得点を挙げたブレイザーズ戦では5本の3ポイントを含む21本のショットを決めた[写真]=Getty Images

 2012年のドラフト全体3位でウィザーズ入りしたビールは、ルーキーシーズン(12-13)から平均30分以上に出場、主にスターターとしてプレーしてきた。チームメートのジョン・ウォールが途中で戦線離脱した15年プレーオフでは、ポイントガード役を任された中で見事に遂行。昨季から平均20得点の大台を突破し、頼もしいスコアラーへと成長してきた。昨年12月6日(同5日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦ではキャリアハイの51得点と大暴れするなど、リーグ内でも徐々にインパクトを与えることのできる存在となりつつある。そしてオールスター選出が決まると、ビールは自身のツイッターで「言葉では言い表せないよ! 俺にとって初めてとなるオールスターだ。ありがたいし、とても光栄に思ってる。サポートしてくれてありがとう!」と投稿し、喜びを表していた。今季ビールが見せているパフォーマンスは、オールスターに十分値するものである。

<オールスターモーメント>
ライジングスターズと3ポイントコンテストに出場
 13、14年のライジングスターズには2年連続で先発出場。そのうち14年は、4本の3ポイントシュートを含む21得点をマークした。同年の3ポイントコンテストでは、ファイナルラウンドでマルコ・ベリネリ(現アトランタ・ホークス)に惜しくも敗れて準優勝。

安定したフォームから何度も放たれたビールのショット[写真]=Getty Images

<今年のオールスターにおける注目点>
ウォール欠場も、4人のドラフト同期組とのやり取りに注目
 チームメートのジョン・ウォールが左膝の負傷により欠場となったことは残念。それでも、今回のオールスター出場選手の中にはビールのドラフト同期が4名いるため、十分楽しむことができるのではないだろうか。チームメートのアンソニー・デイビス(1位指名)とアンドレ・ドラモンド(9位指名)、TEAMステフィンのデイミアン・リラード(6位指名)、ドレイモンド・グリーン(35位指名)。彼らとのやり取りに注目したい。

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