2月3日(現地時間2日)に行われたトロント・ラプターズとの試合で、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが通算1万得点を突破した。
2012年ドラフト1巡目6位でブレイザーズに指名されたリラードは、82試合にフル出場し、平均19.0得点6.5アシストを挙げて新人王を獲得すると、オールスター選手へと成長していった。
441試合における通算1万得点はチーム史上最速。これまでの記録はクライド・ドレクスラー(元ブレイザーズほか)が保持していた500試合と、リラードは59試合も早く達成してみせた。
先日、現地メディアに「ブレイザーズ史上ベストの選手になりたい」と語ったリラードは、この記録達成について「もう1つの偉業だね。俺は自分のゲームに対して(うまくなるよう)どれだけ時間を費やしてきたか、それを表した結果だと思っている。俺は毎年、より良いプレーヤーなろうとしてきたんだ」と語っている。
また、リラードは信頼を置く指揮官、テリー・ストッツに対して感謝を述べている。
「コーチ・ストッツは、コート上で自由にプレーする機会を与えてくれたし、アグレッシブに行くことを求めてくれた。何人もの選手がそう言われてきたことがあると思うけど、そう言ってもらえて俺は本当にハッピーだ。今はただ、より上に行けるようにしないといけないと思ってる」
2月4日(同3日)終了時点で、ブレイザーズはウエスト6位(29勝24敗)。ウエストトップにはまだまだ届かないものの、2月1日(同1月31日)には相棒のC.J.マッカラムがわずか29分16秒のプレータイムで50得点を荒稼ぎしており、バックコート陣の爆発力はすばらしいものがある。
2月5日(同4日)に行われたボストン・セルティックス戦を96-97で惜敗したブレイザーズ。今後、バックコート陣と比較するとインパクトに欠けるインサイド陣をパワーアップできれば、ますます面白い存在になるだろう。後半戦のブレイザーズも注目していきたい。