抜群のボールムーブメントで的を絞らせないオフェンスが奏功
2月23日(現地時間22日)、NBAはオールスターブレイクを終え、6試合が行われた。
ここでは、4連勝でオールスターブレイクを迎え、「NBAオールスターゲーム2018」ではMVPを獲得したレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズと、ワシントン・ウィザーズの試合を中心に結果をお届けしていく。
Tomas Satoransky (17 PTS, 8 AST) and Bradley Beal (18 PTS, 9 AST) guide the @WashWizards to victory in Cleveland! #DCFamily pic.twitter.com/4Qz6qu1npN
— NBA (@NBA) February 23, 2018
第1クォーターでキャブスが31-22とウィザーズから9点のリードを奪うも、第2クォーターではウィザーズが反撃し、前半は57-54とウィザーズ3点リードで終える。
オールスター常連のポイントガード、ジョン・ウォールが膝の負傷で離脱するなか、ウィザーズはボールムーブメントを強化し好調を維持しており、この試合も計29アシストをマーク。オールスター初選出のブラッドリー・ビールの18得点を筆頭に、計5人が2ケタ得点を挙げるバランスアタックで、キャブスからリードを広げていく。
第4クォーター、レブロンがこの日挙げた32得点のうち14得点を同クォーターだけで挙げるなど追い上げを見せたものの、最後はウィザーズが110-103で逃げ切り3連勝。ウォール離脱後は8勝2敗となった。
チームトップの18得点9アシストをマークしたビールは、試合後に現地メディア『ESPN』に対して「チームとしてすばらしい努力を見せることができた。オールスターブレイクの前後はタフな試合だけど、今日のようなプレーができて良かった。これは俺たちにとって間違いなくチャレンジだった」と振り返る。
ウィザーズはビールのほか、トーマス・サトランスキーが17得点8アシスト、ケリー・ウーブレイJr.が17得点、オットー・ポーターJr.が15得点8リバウンド、ジョディ・ミークスが10得点を記録。
敗れたキャブスでは、レブロンがゲームハイの32得点9リバウンド8アシスト、JR・スミスが15得点、トリスタン・トンプソンが12得点9リバウンドを挙げるも、トレード・デッドラインに獲得したジョージ・ヒルやジョーダン・クラークソンら4選手はいずれも1ケタ得点に終わった。
「俺たちは負けたとはいえ、今夜は良いプレーができていたと思う。知ってのとおり、俺は負けることが嫌いだ。でも俺たちはボールシェアができていたし、良いプレーを見せていたと思ってる。ただ、ディフェンス面では今夜よりももっとハードにプレーしなきゃならない。でも俺たちは良い方向へと向かっていると思う」とレブロンは語った。
なお、そのほかの試合は以下のとおり。
■ゴールデンステート・ウォリアーズ 134-127 ロサンゼルス・クリッパーズ
ステフィン・カリーが11投中8本の3ポイントシュートを決めるなど44得点の大暴れ。ウォリアーズは試合をとおしてフィールドゴール成功率62.2パーセント3ポイントシュート成功率54.2パーセントとショットの雨を降らせてクリッパーズを下した。
■オクラホマシティ・サンダー 110-107 サクラメント・キングス
残り1秒で107-107の場面。サンダーのラッセル・ウェストブルックがブザービーターとなる3ポイントシュートを決めて劇的勝利。
■シャーロット・ホーネッツ 111-96 ブルックリン・ネッツ
ケンバ・ウォーカーが31得点7アシスト、ドワイト・ハワードが15得点24リバウンドと両輪が活躍し、ホーネッツが圧勝。
■ニューヨーク・ニックス 120-113 オーランド・マジック
ベンチ出場のトレイ・バークが26得点6アシスト、ティム・ハーダウェイJr.が23得点6アシストを記録し、連敗を8でストップさせた。
■フィラデルフィア・セブンティシクサーズ 116-115 シカゴ・ブルズ
ジョエル・エンビードが30得点13リバウンド5アシスト3スティール4ブロック、ベン・シモンズが自己ベストの32得点に加え7リバウンド11アシストをマークし勝利。ブルズはボビー・ポーティスがキャリアハイとなる38得点と8リバウンド、ザック・ラヴィーンが23得点と続くもシクサーズにおよばず。