レブロン、KDに次ぐペースで得点を量産
3月3日(現地時間2日)、フェニックス・サンズのデビン・ブッカーがオクラホマシティ・サンダー戦で39得点を挙げ、通算4,000得点に到達した。
サンズは116-124でサンダーに敗れたものの、ブッカー自身はフィールドゴール28投中16本成功、3ポイントシュート10投中6本成功と、高確率なショットでサンダーを苦しめた。さらに、6リバウンド8アシストと、オールラウンドな数字を残した。
現地メディア『EliasSports』によると、NBA史上、通算4,000得点に達した年齢で、ブッカー(21歳と123日)は3番目の若さだった。ブッカーの上にいるのは、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)とKDことケビン・デュラント(ゴールデンステート・ウォリアーズ)。歴代トップ10に入る平均得点を誇る実力者たちである。
ブッカーが今季、30得点以上を記録したのは20度目。この回数も、2007-08シーズンのアマレ・ストウダマイヤー(元サンズほか)が残した21回以来、最も多い。まだ20試合近く残しているため、ブッカーがアマレを超える可能性は十分あると言っていいだろう。
昨年3月25日(同24日)のボストン・セルティックス戦でNBA史上6人目となる70得点を達成したブッカーは、歴代有数の爆発力を持ち、キャリア3年目ながら現役有数の得点力を誇示している。
ちなみにブッカーは、キャリアをとおして30得点以上を40回記録している。22歳になるまでのキャリアで、この男を上回る回数を残しているのは3人だけ。レブロン(100試合)、デュラント(75試合)、カーメロ・アンソニー(現オクラホマシティ・サンダー/45試合)と、言うまでもなくリーグ屈指のスコアラーたちである。彼らと肩を並べることができる数少ない選手がブッカーということになる。
今季開幕前に「プレーオフに出たい」と複数の現地メディアへ語ったブッカー。残念ながら、今季サンズがプレーオフに進む可能性は低いものの、トレード・デッドラインでオーランド・マジックからエルフリッド・ペイトンを獲得。ブッカーにとって、良き相棒を得ることができたことは今後に向けて好材料となるはずだ。
リーグ屈指のスコアラーとして見事な実績を残しているブッカー。この男を中心に、サンズがプレーオフの舞台で再び輝く日が待ち遠しい限りである。