ウェストブルックが前代未聞となる2季連続で“平均トリプルダブル”達成!

史上初となる2シーズン連続の平均トリプルダブルを達成したウェストブルック[写真]=Getty Images

“リアルファイト”の中で達成された偉業

 4月12日(現地時間11日)、NBAはレギュラーシーズン最終戦が行われ、オクラホマシティ・サンダーがメンフィス・グリズリーズと対決。

 昨季、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)が1961-62シーズンに残した金字塔、平均トリプルダブルをマークしたラッセル・ウェストブルック(サンダー)は、この試合で16リバウンドを奪えば2シーズン連続で達成できるという好位置にいた。

 そのウェストブルックは、チームメートのサポートもあり、前半を終えて11リバウンドを記録。すると第3クォーター残り9分18秒、この日16本目のリバウンドをもぎ取り、前代未聞の“2シーズン連続平均トリプルダブル”に到達。

 同クォーター残り9分9秒。ホームのチェサピーク・エナジー・アリーナでは、信じられない偉業を成し遂げたフランチャイズプレーヤーのウェストブルックを、会場に集まった大勢のファンがスタンディング・オベーションで盛大に祝福した。

 ただし、ウェストブルックは記録達成のためだけにリバウンドをむしり取っていたわけではない。サンダーはプレーオフ出場こそ決まっていたものの、この試合の結果と他チームの勝敗によって、シード順が4位から8位に変動する可能性があった。そのため、この偉業は記録のためだけにプレーした結果ではなく、“リアルファイト”の末に勝ち取ったと言っていいはずだ。

 なお、試合は137-123でサンダーが勝利し、シーズンを48勝34敗で終えた。ウェストブルックは6得点20リバウンド19アシスト、ポール・ジョージが8本の3ポイントシュート成功を含むゲームハイの40得点をマークしている。

ウェストブルックの偉業は、グリズリーズとのスコアリングバトルの末に生まれた[写真]=Getty Images

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