12得点のハーデン、ロケッツ移籍後ワーストとなるFG%を記録

1回戦第2戦でフィールドゴール成功率11.1パーセントと絶不調だったジェームズ・ハーデン(右) [写真]=Getty Images

 4月19日(現地時間18日)にトヨタ・センターでプレーオフ1回戦第2戦が行われ、ヒューストン・ロケッツがミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した。

 ロケッツは102-82でホーム2連勝を飾ったものの、エースのジェームズ・ハーデンは移籍後キャリアワーストとなるフィールドゴール成功率11.1パーセント(18本中2本成功)と絶不調。3ポイントシュートは10本中1本しか入らず計12得点を挙げるにとどまった。『basketball-reference.com』によると、少なくとも15本のシュートを放ち、2本以下しか成功できなかった選手は1964年以降に16人いるが、その試合で勝利を収めた選手はハーデンのみだ。

 一方で、ディフェンスではキャリア初となる3スティール3ブロックを記録。守備面での評価が低いハーデンだが、近年はインサイド選手に対するディフェンスで効果的な数字を誇る。今季はポストプレーしてきたインサイドの選手を、1ポゼッションあたりわずか0.73点に抑えており、スイッチを多用し、ミスマッチが頻発するチームディフェンスに貢献。実際、ウルブズのセンター、カール・アンソニー・タウンズは2戦計13得点と苦しんでいる。

 これまで、ハーデンのオフェンスが不発の試合は負けてしまう展開が多かったロケッツ。しかし、この日の試合では、ハーデンのディフェンス面における成長、そしてエースが不調でも大勝できるチームとしての層の厚さを見せつけた。

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