「NBAドラフト2018」2巡目指名選手一覧、ヤニス・アデトクンボの弟が60位指名

ドラフトでは、総勢60名がNBAチームに指名された[写真]=Getty Images

 6月22日(現地時間21日)、バークレイズ・センター(ブルックリン)にて「NBAドラフト2018」が行われた。

 ここでは、2巡目指名された選手一覧をお届けしていこう。
※チーム名は略称、G=ガード、F=フォワード、C=センター

■NBAドラフト2018 2巡目指名選手一覧①(数字は全体指名順)
31.サンズ→エリー・オコボ(G/フランス)
32.グリズリーズ→ジェバン・カーター(G/ウェストバージニア大)
33.マーベリックス→ジェイレン・ブランソン(G/ビラノバ大)
34.ホークス→デボンテ・グラハム(G/カンザス大)
※トレードでホーネッツへ移籍
35.マジック→メルビン・フレイジャーJr.(F/トゥレーン大)
36.ニックス→ミッチェル・ロビンソン(C/シャルメット)
37.キングス→ギャリー・トレントJr.(G/デューク大)
※トレードでブレイザーズへ移籍
38.シクサーズ→キリー・トーマス(G/クレイトン大)
※トレードでピストンズへ移籍
39.シクサーズ→アイザック・ボンガ(F/ドイツ)
40.ネッツ→ロディアンス・クルークス(F/スペイン)
41.マジック→ジャレッド・バンダービルト(F/ケンタッキー大)
※トレードでナゲッツへ移籍
42.ピストンズ→ブルース・ブラウン(G/マイアミ大)
43.ナゲッツ→ジャスティン・ジャクソン(F/メリーランド大)
※トレードでマジックへ移籍
44.ウィザーズ→イスフ・サノン(G/スロベニア)

NBAで9シーズンをプレーしたトレントの息子がブレイザーズへ

 パワフルなポストプレーを武器に90年代中盤からNBAで9シーズンをプレーしたトレントの息子がキングスからドラフト指名。その後、トレードでブレイザーズ入りしたのだが、奇しくも父のデビューと同じチームとなった。父とは異なるポジションのトレントJr.は、開幕ロースターに名を連ねることができるのか。気になるところだ。

デューク大でプレーした今季、平均14.5得点を挙げたトレントJr.[写真]=Getty Images

■NBAドラフト2018 2巡目指名選手一覧②(数字は全体指名順)
45.ネッツ→ハミドゥ・ディアロ(G/ケンタッキー大)
46.ロケッツ→ディアンソニー・メルトン(G/サザンカリフォルニア大)
47.レイカーズ→スヴィアトスラフ・ミカイリュク(G/カンザス大)
48.ウルブズ→ケイタ・ベイツ・ディオップ(F/オハイオ州大)
49.スパーズ→チメジー・メトゥ(F/サザンカリフォルニア大)
50.ペイサーズ→アリーゼ・ジョンソン(F/ミズーリ州大)
51.ペリカンズ→トニー・カー(G/ペン州大)
52.ジャズ→ビンセント・エドワーズ(F/パデュー大)
53.サンダー→デボン・ホール(G/バージニア大)
54.マーベリックス→シェイク・ミルトン(G/サザンメソジスト大)
※トレードでシクサーズへ移籍
55.ホーネッツ→アーノルダス・クルボカ(F/ドイツ)
56.シクサーズ→レイ・スパルディング(F/ルイビル大)
※トレードでマブスへ移籍
57.サンダー→ケビン・ハービー(F/テキサス大アーリントン校)
58.ナゲッツ→トーマス・ウェルシュ(C/UCLA)
59.サンズ→ジョージ・キング(G/コロラド大)
60.シクサーズ→コスタス・アデトクンボ(F/デイトン大)

最後に指名されたのはアデトクンボの弟!

 今年のドラフトの最後に指名されたのは、バックスの主砲ヤニス・アデトクンボの弟コスタスだった。デイトン大でプレーした今季、コスタスは29試合に出場し、平均15.1分5.2得点2.9リバウンド1.1ブロックを記録。シクサーズは人員過剰のため、ドラフト指名されたからといって、開幕ロースターに残ることができる保障はまったくない。NBA入りに向けてどのようにしてアピールしていくか、注目したい。

バックスのヤニス、現在はユーロリーグでプレーするタナシスに続くアデトクンボ兄弟3人目のNBA選手となれるか?[写真]=Getty Images

 なお、ドラフト前に8チームとワークアウトを行った渡邊雄太(ジョージ・ワシントン大)は今年のドラフトで名前が呼ばれることはなかった。とはいえ、今後サマーリーグなどでインパクトを残すことができれば、キャンプに呼ばれるチャンスはあるため、引き続き目が離せない展開が続きそうだ。

■今年のドラフトにおける記録集
※参考データは『ESPN Stats & Info』

今年のNCAA覇者ビラノバ大から1巡目で3人指名

 ミケル・ブリッジス(シクサーズ指名→サンズへ移籍)、ダンテ・ディヴィンチェンゾ(バックス指名)、オマリ・スペルマン(ホークス指名)と、今年のNCAAトーナメントを制したビラノバ大の選手が1巡目で3人も指名された。これは同大史上初の快挙となった。

ロッタリー指名の14名のうち大学1年生は10人

 ロッタリー(抽選)で決まるドラフト1巡目全体1位から14位までを“ロッタリーピック”と呼ぶのだが、今年はそのうち10名がカレッジを1年だけプレーしてアーリーエントリーした選手たちで占めた。1985年から始まったロッタリーの歴史において、今年は史上2番目に多い10人。昨年が11人で過去最多となっている。

11年連続でトップ10指名選手を輩出したカリパリHC

 名門ケンタッキー大のジョン・カリパリHCは、メンフィス大時代(08、09年)を含めて毎年有望株を輩出しているのだが、今年も全体9位でケビン・ノックス(ニックス指名)が指名されたことにより、11年連続でドラフトトップ10指名選手を輩出した。

9位でニックスから指名されたノックス(左)を送り出したカリパリHC(右)[写真]=Getty Images

デューク大が史上初となる5年連続でトップ3指名選手を送り込む

 デューク大のマービン・バグリー三世が全体2位指名されたことで、同大は5年連続でドラフトトップ3指名選手を輩出し、過去最長の記録となった。過去4年にトップ3以内で指名されたのは、ジェイソン・テイタム(17年1巡目全体3位/セルティックス)、ブランドン・イングラム(16年1巡目全体2位/レイカーズ)、ジャリル・オカフォー(15年1巡目全体3位/現ネッツ)、ジャバリ・パーカー(14年1巡目全体2位/バックス)となっている。

全体2位でキングスに指名されたバグリー三世[写真]=Getty Images

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