契約最終年を迎えるリバースとゴータットによるトレードが成立
6月27日(現地時間26日)、現地メディア『ESPN』はロサンゼルス・クリッパーズとワシントン・ウィザーズの両チーム間でトレードが成立したと報じた。
Welcome to the #DCFamily, @AustinRivers25! pic.twitter.com/eG4cDqgHyE
— Washington Wizards (@WashWizards) June 27, 2018
同メディアによると、クリッパーズでコンボガードを務めたオースティン・リバースがウィザーズへ、ビッグマンのマーチン・ゴータットがクリッパーズへ移籍することになるという。また、両選手とも契約は来季までで、来夏は制限なしフリーエージェント(FA)となる。
キャリア6年、25歳のリバースはここ3シーズン以上、クリッパーズで指揮官を務める父ドックの下でプレー。クリッパーズでは243試合に出場し、平均26.2分11.1得点2.1リバウンド2.5アシスト。今季は61試合に出場し、いずれもキャリアベストとなる平均33.7分15.1得点2.4リバウンド4.0アシスト1.2スティールをマーク。
ウィザーズにはジョン・ウォールとブラッドリー・ビールというオールスターデュオがおり、ベンチにも成長株の司令塔トーマス・サトランスキーがいる。リバースはビールの控え、さらにはコンボガードとしてプレーすることになりそうだ。
一方、ゴータットはキャリア11年を誇る34歳のベテラン。ポーランド出身のセンターで、ここ5シーズンはウィザーズの先発センターとし計402試合に出場し、平均29.8分11.6得点9.2リバウンド1.1ブロックを記録。今季はここ5シーズンで最も短いプレータイム(平均25.3分)となり、平均8.4得点7.6リバウンドに終わっていた。
クリッパーズは今年のドラフトでシェイ・ギルジアス・アレクサンダー、ジェローム・ロビンソンという2人のガードを指名しており、ミロシュ・テオドシッチがプレーヤーオプションを行使して残留。パトリック・ベバリーはチームオプションのため未確定だが、残留する可能性が十分ある。そのため、リバースは来季、十分なプレータイムを得る保障がなかった。
クリッパーズには元オールスターのディアンドレ・ジョーダンと、29歳のボバン・マリヤノビッチという2人のセンターがいるものの、ジョーダンはプレーヤーオプションを破棄して今夏制限なしFAになる可能性が残されており、その保険としてゴータットのような実績のあるベテランを獲得できたのは大きい。
もっとも、リバースとゴータットは契約最終年。トレードで移籍後にチーム側と合意の上でバイアウトになる可能性もありそうだ。