持ち味であるディフェンス面でチームに貢献した渡邊
7月7日(現地時間6日)、「MGM Resorts NBAサマーリーグ2018」(以降ラスベガス・サマーリーグ)が幕を開けた。
今年のラスベガス・サマーリーグはNBA全30チームが出場する初の大会。7日(同6日)から18日(同17日)までの12日間にわたって若手選手たちによる熱い戦いが繰り広げられる。
注目の渡邊雄太(ジョージ・ワシントン大)が所属するブルックリン・ネッツは、コックス・パビリオンで行われた第2試合でオーランド・マジックと対決した。
第1クォーター残り6分42秒でコートに足を踏み入れた渡邊は、主にジョナサン・アイザック(昨年のドラフト1巡目全体6位指名)とマッチアップ。3ポイントライン付近ではアイザックのパスコースを遮断し、ドライブを許してもショットを決めさせない好ディフェンスを見せた。
続いて第2クォーター3分46秒に登場した渡邊。ドライブで何とかペイントエリアまで入り込んで初のショットを試みたものの、タフショットに終わる。それでも自らオフェンシブ・リバウンドをもぎ取り、チームメートへパスしてポゼッションをつなげた。ディフェンスでは213センチのモハメッド・バンバ(今年のドラフト1巡目全体6位指名)をブロックし、残り約30秒にはトップ・オブ・ザ・キー付近から3ポインターを放つも、残念ながらリングを射抜くことはできず。
後半、渡邊は第3クォーター残り4分51秒に登場。左45度付近から3ポインターを放つもミス。しかし残り3分14秒、オフェンシブ・リバウンドを拾ってリング下でレイアップを決め、サマーリーグ初得点を挙げた。すると3ポイントシュートを2本連続で決め、同クォーターだけで8得点をマーク。第4クォーターはスタートからコートに立ち、数分間プレーしてベンチへと戻ると、ブレイクを挟んで残り約4分に再び登場し、コートに立ち続けた。
試合は最終スコア86-80でマジックが勝利。勝利したマジックではアイザックが20得点7リバウンド、トロイ・コペインが20得点、バンバが11得点7リバウンドを記録。ネッツではショーン・ドーソンが20得点6リバウンド、タイラー・デイビスが13得点、ミルトン・ドイルが9得点を記録。
チームは負けてしまったとはいえ、渡邊はベンチスタートながら最後までコートに立ち、20分07秒のプレータイムで8得点4リバウンド2アシスト2ブロックを挙げ、主にディフェンス面で奮闘した。
ネッツの第2戦は、8日AM8時開始予定(同7日)のオクラホマシティ・サンダー戦となる。