キャリア10年すべてで平均2ケタ得点を残すビッグマン
7月9日(現地時間8日)、リーグの情報筋が『ESPN』に伝えたところによると、今夏制限なしフリーエージェント(FA)となっていたブルック・ロペスが、ミルウォーキー・バックスとの1年契約に合意したという。
『ESPN』によると、ロペスはバックスと1年340万ドルの契約を結ぶことになるようだ。
30歳のロペスは、キャリア10シーズンを誇るベテランセンター。213センチ124キロと頑強な身体を持ち、ブルックリン・ネッツ在籍時の2013年にはオールスターに選出された実績を誇る。
ロサンゼルス・レイカーズでプレーした昨季(17-18シーズン)は74試合(うち先発は72試合)に出場し、平均23.4分13.0得点4.0リバウンド1.7アシスト1.3ブロックを記録。ここ2シーズンは3ポイントシュートもレパートリーに加えており、いずれも平均1.5本以上決めている。
バックスは2年連続でプレーオフに出場しているものの、結果はいずれも1回戦敗退。そこで今夏、マイク・ブーデンホルザーを新指揮官に据えて新体制を敷いていた。
ヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトン、エリック・ブレッドソーと、平均20得点前後を残せる3選手の周囲に、ロペスのような実績のあるビッグマンを安価で獲得できたことは大きい。ロペスには3ポイントシュートもあることから、アデトクンボにスペースを与えることもできるだろう。
その一方で、ロースターにはロペスのほかに、ジョン・ヘンソン、ソン・メイカーがおり、パワーフォワードの控えにはベテランのアーサン・イリヤソバを獲得していることから、制限付きFAのジャバリ・パーカーが残留するかどうかがあやしくなってきた。
パーカーが他チームからの高額オファーシートにサインした場合、バックスはマッチせずに手放すことになるかもしれない。
もっとも、ロペスとイリヤソバという計算できる即戦力のベテランを加えたことで、十分戦うことができると言っていいだろう。