昨季の汚名返上を果たすうえで、申し分ない環境を得たトーマス
7月20日(現地時間19日)、デンバー・ナゲッツと1年約200万ドルで契約したアイザイア・トーマスが、チームのウェブサイトで意気込みを語った。
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— Denver Nuggets (@nuggets) July 16, 2018
一昨季にリーグ3位の平均28.9得点を挙げ、オールスターに2年連続で選ばれるなど、トッププレーヤーの1人となったトーマスだったが、17年のプレーオフで股関節の痛みが悪化。クリーブランド・キャバリアーズとのカンファレンス・ファイナル途中で戦線離脱すると、17年8月下旬にカイリー・アービングとのトレードでキャブスへ移籍。
昨季は18年1月に戦列復帰したものの、15試合をプレーした後にロサンゼルス・レイカーズへトレードとなり、2チームでプレーすることになってしまう。
平均得点こそ15.2得点を残したものの、フィールドゴール成功率は37.3パーセント、3ポイントシュート成功率も29.3パーセントと、いずれも自己ワーストを記録するなど、本来のパフォーマンスを発揮できずに終わっていた。
そのため、トーマスは「まず何よりも、僕が健康であることを世界に知らしめたい。おそらくそれが最も重要なこと」と口にしていた。
3月下旬にシーズンを終えたトーマスは股関節の手術を受けたことで、自身のSNSで全快宣言をしており、回復具合にも自信を持っている。そのため、トーマスはナゲッツでプレーする今季をポジティブに捉えている。
「このリーグで僕がやってきたことは一目瞭然。僕がどんな選手なのかを証明する必要もないと思ってる。ゲームにどんなことを持ち込むことができるかもね。彼ら(ナゲッツ)はそのことをすでに知ってるんだ。それに僕は勝者であり、このチームが勝利するためにすべてを注ぎ込むよ」とトーマス。
ナゲッツのスターターには、万能型ビッグマンのニコラ・ヨキッチをはじめ、成長著しいジャマール・マレーとギャリー・ハリス、オールラウンダーに進化しつつあるウィル・バートン、元オールスターのポール・ミルサップがおり、トーマスにはベンチから登場する起爆剤としての役割が期待されている。
「僕はゲームにエキサイトメント(興奮)をもたらすことになるだろうね。それにリーダーシップを発揮することができると思う」と語っており、ナゲッツにおける役割についても自信を見せている。
「これこそ、僕が求めていたこと」
自信満々に語ったトーマスが、ベンチから得点とアシストを量産し、ナゲッツを2013年以来初となるプレーオフ出場へと導くことができれば、自身の価値も間違いなく高まるだろう。