ウイングのディフェンス力に加え、3ポイントの精度も向上中のレフティ
7月31日(現地時間30日)、現地メディア『USA TODAY Sports』は、ヒューストン・ロケッツが有能なウイング・ディフェンダーを模索していると報じた。
同メディアによると、ロケッツが獲得候補の筆頭としているのが、アトランタ・ホークスのケント・ベイズモア。196センチ91キロのベイズモアはキャリア6年目を終えた29歳。シューティングガードとスモールフォワードをこなし、ウイングのポジションで長い手足を駆使してマッチアップ相手を苦しめてきた。
昨季はホークスで65試合すべてに先発出場し、平均27.5分12.9得点3.8リバウンド3.5アシスト1.5スティールをマーク。左手から放たれる3ポイントシュートは、成功率で自己ベストとなる39.4パーセントをマークしており、3ポイントを多用するロケッツが欲しがる選手と言っていいだろう。
ベイズモアの契約は2019-20シーズンまで残っており、今季終了後(19年夏)にプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になる権利を持っているものの、獲得するためにはトレードが必要。
ロケッツが交換要員として提示しているのは、ライアン・アンダーソン。208センチ108キロのストレッチ4タイプのアンダーソンは、シュート力こそあるものの、一昨季ロケッツに移籍後、徐々にプレータイムが減少。ロケッツは昨季のプレーオフでディフェンス重視のスモールラインナップを敷いたこともあり、アンダーソンはローテーションからも外れていた。
同メディアによると、ホークスのトラヴィス・シュレンクGMはベイズモアのトレードに対するオファーには耳を傾けているものの、ドラフト指名権または若手選手とのセットを求めているという。
そのため、もしロケッツがホークスを納得させることができる条件を提示できれば、ベイズモアを獲得できる可能性は十分ありそうだ。