昨季から加入したスパーズの対応をゲイがポッドキャストで絶賛
昨季からサンアントニオ・スパーズでプレーするベテランのルディ・ゲイは、今夏スパーズと再契約を結び、在籍2シーズン目を迎えることとなる。
キャリア12年を誇るゲイは、これまでメンフィス・グリズリーズ、トロント・ラプターズ、サクラメント・キングス、スパーズでプレー。平均34.6分17.9得点5.9リバウンド2.2アシスト1.3スティールという実績を残しており、スコアラーとして知られる選手だ。
その中で、2012-13シーズン途中にグリズリーズからラプターズへトレードされ、翌13-14シーズン序盤にキングスへトレード。スコアラーとして期待されて加入したラプターズにおける在籍期間は、わずか1年未満で終わることとなった。
そんな中、ゲイがスパーズとラプターズ(他のチーム全般)との違いについて口にしていたので紹介しよう。現地メディア『Hartford Courant』の“UConn Insider podcast”にて、ゲイはこのように語っていた。
「サンアントニオでベストだと思うところは、彼らが正しいことをするということ。選手やスタッフたちに対して、正しいことをしようとしてくれる。正直な話、NBAではめったに起こるようなことじゃない」。
今夏、スパーズは大黒柱のカワイ・レナードをラプターズへトレードしたのだが、ゲイはラプターズに対してあまり良い印象を持っていないようだ。
「レナードは(スパーズを)出たがっていた。そしてより大きなマーケットへ移籍しようとしていた。でも彼らは全体的に彼と率直に向き合い、(デマー・デローザンらとの交換で)トレードした。でも、(トレード先の)ラプターズは選手と率直に向き合ってくれるような組織とは言えないね」。
ゲイ自身、ラプターズでは短期間でトレードに出された経験があるため、ネガティブな印象を持っているのだろう。それに、昨季までエースを務めてきたデローザンに対するラプターズの対応が、批判を浴びている。
ラスベガス・サマーリーグが行われていた期間中、デローザンはラプターズの上層部と会って話をし、「君をトレードするつもりはない」といったことを投げかけられながら、その直後にスパーズへトレードされてしまったのである。
「つまり、僕が言いたいのは昼夜を問わず、(スパーズとは)違うということ。このトレードは、スパーズと他チームの違いを示すことになったというわけさ」とゲイ。
デローザン加入により、ゲイは今季、久々にチームメートとしてプレーすることとなる。ベテランとなったゲイは、スパーズで得点源として活躍することが期待されるデローザンにとって、心強い味方となるに違いない。