レイカーズだけでなく、選手層に厚みを増したクリッパーズにも要注目!
昨季、ロサンゼルスを本拠地に置くNBAの2チーム、クリッパーズとレイカーズはプレーオフ出場を逃した。
クリッパーズは42勝40敗でウエスタン・カンファレンス10位、レイカーズは35勝47敗でウエスト11位と、ハイレベルなウエストのプレーオフ進出争いを勝ち抜くことができなかった。
しかし、今夏のレイカーズはレブロン・ジェームズ加入を皮切りに、ラジョン・ロンドやランス・スティーブンソン、ジャベール・マギー、マイケル・ビーズリーを獲得。優勝候補筆頭とは言わないまでも、プレーオフ出場は確定路線というロースターの形成に成功。
レブロン自身も「今季は再建するシーズンじゃない」と勝ちに行く姿勢を見せており、強豪がそろうウエストで真っ向勝負を挑もうとしている。
そんな中、クリッパーズで昨季膝の負傷によりわずか11試合のみの出場に終わったパトリック・ベバリーが自身の考えを述べたので紹介したい。
8月17日(現地時間16日)、現地メディア『ClutchPoints』へ、ベバリーはこう語っていた。
「僕は自分のことを幸運な人間だと思ってる。クリッパーズというチームは有能なコーチングスタッフにすばらしいオーナー、それに毎晩すばらしいプレーをするチームメートがいる。間違いなく俺たちこそがLAのベストチームだ」。
ベバリーが言うように、今季のクリッパーズの戦力も決して侮ってはならない。ガードにベバリーとミロシュ・テオドシッチ、エイブリー・ブラッドリー、昨季の最優秀シックスマンであるルー・ウィリアムズがおり、フォワードには今年の「NBAアフリカゲーム」でMVPを獲得したダニーロ・ガリナーリ、トバイアス・ハリス、マイク・スコット、ルーク・バー・ア・ムーテ、モントレズ・ハレル、センターにはマーチン・ゴータットとボバン・マリヤノビッチといったように、各ポジションに豊富な人材がそろっている。
さらにルーキーで、シェイ・ギルジアス・アレクサンダーとジェローム・ロビンソンという2人のガードが加わることとなる。
選手のケガという不安こそあるものの、現時点における選手層の厚さではリーグでもトップクラスと言っていいかもしれない。オールスター級のスター選手こそいないものの、十分魅力的なチームである。ベバリーはこう続けた。
「僕らは毎晩ベストなプレーを遂行し、プレーオフに進出することができるだろう。このチーム構成と選手層の厚みを持って、LAのようなすばらしい都市でプレーできるんだから、僕らは幸運だと思う」。
クリッパーズとレイカーズ。ステープルズ・センターをホームとするこの両チームは、10月7日(同6日)にプレシーズンゲームで今季初の顔合わせをし、レギュラーシーズン初対決は12月29日(同28日)となる。
はたして、この両チームはどのような戦いを見せてくれるのか。大いに期待したいところだ。