ナゲッツ時代に約8年を共にしたネネがロケッツでカーメロと約7年ぶりに再会
先日、ヒューストン・ロケッツと1年約240万ドルというベテラン最低年俸で契約したカーメロ・アンソニー。一昨季まで14シーズン連続で平均20得点以上を挙げてきたリーグ有数のスコアラーではあるものの、昨季はオクラホマシティ・サンダーでプレーし、平均得点はキャリアワーストの16.2にダウンしていた。
34歳となったカーメロに対しては、スコアラーとしての衰えを指摘するなど批判的な意見が多いのだが、チームメートはそう見ていないようだ。
現地メディア『Fox 26 (KRIV)』のスポーツディレクターを務めるマーク・バーマンは、自身のツイッターで新たにチームメートとなったネネが語ったコメントを投稿していた。
「彼自身が望めば、まだまだ活躍できると思う。彼には才能があるからね。彼が何歳かなんて関係ないよ。彼が正しいことをするとコミットし、彼ら(ロケッツ)が正しく起用することができれば、すごいことになるさ。僕の中で、彼は今でもリーグのトップ10プレーヤーなんだ」。
ネネがこう語る背景には、カーメロをNBA入り直後からデンバー・ナゲッツ在籍時にチームメートとして見ていることが挙げられるだろう。
約8シーズンもの間、ネネはエースとしてナゲッツを勝利へと導いてきたカーメロを見ており、数々のクラッチショットを決めてきた印象が強いのかもしれない。
34歳になったとはいえ、カーメロがファーストオプションでショット機会を数多く与えられれば、おそらく今でも平均20得点以上を挙げることは十分可能なはず。カーメロにはそれだけのシュート力とスキルが備わっているからだ。
だが昨季のサンダーではラッセル・ウェストブルックとポール・ジョージ、今季プレーするロケッツにはジェームズ・ハーデンとクリス・ポールがいるため、3番手のオプションという立ち位置は変わらない。
それでも、ベストコンディションでトレーニングキャンプに臨み、与えられた役割の中で集中力を切らさずにプレーを遂行できれば、今季のカーメロは平均20得点前後の成績を残すことができるのではないだろうか。