NBAのチアリーダーに復帰の平田恵衣さん「誰かの夢や目標を後押しするきっかけになったら」

オクラホマシティ・サンダーのチアリーダーチームに合格した平田さん [写真]=Yoko B

 8月20日、オクラホマシティ・サンダーのチアダンスチーム「サンダーガールズ」のオーディションに挑戦していた平田恵衣さんが、合格したことを正式に報告した。

 7月21日から行われたオーディションの予選ラウンドには約100名がエントリー。平田さんはファイナリスト30名に滑りこみ、20名まで絞られる過酷な争いを勝ち抜いた。

 4年ぶりにNBAのチアに復帰することが決まった平田さんだが、当初は不安もあったと明かす。「フィジカル・メンタルのコンディション、そして語学・コミュニケーションスキルをどこまで仕上げられるか私自身未知数で不安も多い中での挑戦でした」

 それでも、最後まで諦めずに取り組んだことで復帰を果たした。「今回の挑戦が、『私も頑張ってみよう』と他の誰かの夢や目標を後押しするきっかけになったら嬉しいです」。自身が伝え続けてきた「勇気を持って失敗を恐れず挑戦しよう」という言葉を体現してみせた。

 晴れてNBAチアリーダーとなった平田さんは「支えて下さった方々に感謝の気持ちをお伝えしたいです」と前置きし、「これまでの小学校訪問で出会った子供達とそのご両親、Bリーグをはじめとする日本のチアリーダー、キッズチア、講師の皆さん、そしてバスケファンやスポーツ関係者の皆さんからいただいたお手紙や応援メッセージはとても励みになりました。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 活動期間は2019年7月までの1年間。ホームゲームや地域イベント、チャリティー活動、NBAのグローバルイベントへの参加をとおし、NBAと世界の橋渡しの役割を担う。最後に「オクラホマの地域コミュニティとの架け橋になり、試合でのパフォーマンス以外の役割もしっかり務めたいです。サンダーはオクラホマ州にある唯一のプロスポーツチームであり、地元の方々はプライドを持って応援しています。そのチームのアンバサダーであるサンダーガールズの一員として、人間性を問われる場面もありますので、チアリーダー、アスリートとしてだけでなく、人として日々成長を目指し役割を全うしたいです」と意気込みを語った。

再びNBAの舞台に立つ [写真]=Yoko B

モバイルバージョンを終了