フィジカルなディフェンダーを集めた今夏のレイカーズを評価したコービー
8月25日(現地時間24日)、40歳の誕生日を迎えたばかりのコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)が『ExtraTV』に出演。
.@kobebryant gives his take on the future of the @Lakers: "They're building the team smartly": https://t.co/P9XqnbCaXp pic.twitter.com/mht2H3FCsJ
— ExtraTV (@extratv) August 24, 2018
その中で、今夏レイカーズが行ってきた補強についてコメントしていたので紹介したい。
「私は彼ら(レイカーズ)がスマートにチームを構築していると思っています。彼らはフィジカルに強い選手を集めており、決して1つのことに秀でた職人気質な選手ばかりを集めているわけではないということです」。
レイカーズでGMを務めているロブ・ペリンカは今夏、レブロン・ジェームズの周囲にラジョン・ロンドやランス・スティーブンソンといったタフでフィジカルの強いディフェンダー、かつ多彩な能力を持った選手を獲得してきた。
昨季のプレーオフ、ウエスタン・カンファレンス・ファイナルでヒューストン・ロケッツがウォリアーズ相手に3勝2敗で王手をかけたポイントとなったフィジカルなディフェンスに着目したことをペリンカGMが明かしていた。
コービーもその意見に同意しており、こう続けている。
「(ウォリアーズと)同じようなスタイルで、ウォリアーズを打ち負かすことはできません」。
つまりコービーは“どれだけチャンピオンチームをまねようと、オリジナルにはかなわない”と言いたかったのだろう。
昨季のプレーオフで、ロケッツはクリス・ポール、ジェームズ・ハーデン、エリック・ゴードン、トレバー・アリーザ(現フェニックス・サンズ)、PJ・タッカーという“ロケッツ版”のスモールラインナップを起用し、ウォリアーズを大いに苦しめた。
ロケッツは今夏、ディフェンスに定評のあるアリーザとルーク・バー・ア・ムーテ(現ロサンゼルス・クリッパーズ)が移籍したため、今季は新加入のジェームズ・エニス三世やマイケル・カーター・ウィリアムズ、あるいはカーメロ・アンソニーをアリーザの代役として起用することが予想されている。
レイカーズにはレブロン、ロンド、スティーブンソンだけでなく、ロンゾ・ボールやジョシュ・ハート、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープといったディフェンダーを擁しており、ウォリアーズ対策として彼らを重宝することになるだろう。
現有戦力で王者ウォリアーズ相手にどこまで通用するのか。この点も今季注目したいポイントの1つになりそうだ。