ファッション好きの新人ギルジアス・アレクサンダー、「ラスのスタイルが大好き」

「NBAアワーズ2018」でも自らが持つファッションセンスをアピールしたギルジアス・アレクサンダー[写真]=Getty Images

独特の雰囲気を醸し出すルーキーがウェストブルックのスタイルを絶賛

 今年のドラフト1巡目11位でシャーロット・ホーネッツから指名され、トレードでロサンゼルス・クリッパーズへと移籍したシェイ・ギルジアス・アレクサンダー。

 この198センチの長身ガードは、今夏行われたラスベガス・サマーリーグで4試合に先発出場。平均27.8分19.0得点4.8リバウンド4.0アシスト2.3スティール1.0ブロックとまずまずの成績を残し、約1か月後に迫っているトレーニングキャンプに向けて、ワークアウトを続けている。

サマーリーグではオールラウンドな成績をマークした[写真]=Getty Images

 そんな中、ギルジアス・アレクサンダーは8月25日(現地時間24日)に現地メディア『The Athletic』に対し、今季の注目ポイントを語っていたので紹介しよう。

 注目ポイントといっても、パスやドリブル、スピードやクイックネス、タフネスといったバスケットボールに関するものではなく、このルーキーが口にしたのはファッションについてだった。

 「僕はね、自分のファッションセンスを皆に注目してほしいんだ。どれだけ僕が夢中になっているかを見てほしいな」。

 ドラフト直後に行われた「NBAアワーズ2018」ではシンプルかつシックな雰囲気を醸し出すチェック柄のジャケットで登場したギルジアス・アレクサンダー。レギュラーシーズンが始まれば、アメリカ中を遠征することとなり、アウェーとして敵地に乗り込む際や試合後に、そのファッションセンスを目にする人が多くいることだろう。

こちらはドラフト時のギルジアス・アレクサンダー。会場内でもひときわ異彩を放っていた[写真]=Getty Images

 では、アスリートやセレブリティの中で、ファッションに影響を受けた人はいるのかと聞かれると、NBAで最も個性的と言っても過言ではない“アノ選手”の名を挙げた。

 「僕は(誰か特定の人から)影響を受けたとは言わない。ただ、(ラッセル・)ウェストブルックのスタイルが好きなんだ。彼は自身が所有するアイテムで自らを着飾っている、まさにオリジナルのスタイルだから。ファッションにおいて、それは最も重要なこと。ありのままの自分で、所有するアイテムで自分をうまく表現する。彼がやっているのはまさにそれなんだ」。

自身でセレクトし、ファッションを楽しむウェストブルック。コート外でも強烈な存在感を放っている[写真]=Getty Images

 母の影響でファッションに興味を持ち、夢中になっていったラスことラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)。ファッション好きが高じてサングラスのブランドを立ち上げ、アパレルのデザインなども手掛けるウェストブルックは、NBAで最も有名なファッショニスタかもしれない。

 もっとも、ファッションセンスだけで注目を集めることができるほどNBAは甘くない。ウェストブルックは全身全霊を込めたプレーで強烈なインパクトを放ち、チームを勝利へと導いているからこそファッションセンスにも目が行くのである。

 ルーキーながら自らのファッションセンスに自信を持つギルジアス・アレクサンダー。自らの強みとするファッションと共に、プレーでもインパクトを与えることができるか、気になるところだ。

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