昨季ブラッド・スティーブンズHCをゾクゾクさせたのはマーカス・スマートのダイブ!

スティーブンズHCが絶賛したスマート[写真]=Getty Images

リーグきっての知将も絶賛する、スマートのハッスルプレー

 ボストン・セルティックスのブラッド・スティーブンズHCは、今季で就任6シーズン目を迎える。この41歳の知将は、過去4年連続でセルティックスをプレーオフへと導き、ここ2年は連続してイースタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がってきた。

試合終盤でディフェンスを重視する場面では、必ずと言っていいほどスマート(左)を起用するスティーブンズHC(右)[写真]=Getty Images

 冷静沈着なスティーブンズHCは、試合中に感情をあまり表に出さず、試合展開を見据えて選手たちに的確な指示を出すことで知られている。

 そこで今回は、今季を迎えるにあたり、現地メディア『MassLive』が9月5日(現地時間4日)に掲載した記事の中で、スティーブンズHCが昨季、最もゾクゾクした瞬間を明かしていたので紹介したい。

 「昨季を振り返ってみて、私を最もゾクゾクさせた瞬間の一つは、マーカス・スマートがミルウォーキー(・バックス)とのシリーズでコートに入り、最初のプレーでフロアにダイブした時だった」。

 右手の負傷により、今年3月中旬から戦線離脱していたスマートは、バックスとのプレーオフ1回戦の第5戦で復帰。2勝2敗で迎えた重要な試合に途中出場したスマートは、最初のプレーでヤニス・アデトクンボからボールを弾き、ルーズボール目掛けてダイブを決行。スティーブンズHCの目の前で、貴重なスティールを決めたのだった。

 この試合、スマートはベンチスタートで約25分に出場し、9得点5リバウンド4アシスト1スティール3ブロックを奪い、勝利に大きく貢献。攻防両面でエネルギッシュなプレーを果敢に決め、大きなインパクトを残したのである。

 そんなスマートを、スティーブンズHCはこう評している。

 「ほぼすべてのチームの指揮官が、ああいったプレーを求めている。(スマートが見せたような)ハッスルプレーをするタイプの選手を欲しがるんだ。でもスマートという男は、あの試合で見せたようなことを毎日やってのける。だから我々は、彼が競争するために見せるプレー、そして彼をこのチームに残すことができたことに感謝している。長い期間、彼がこのチームにいてくれることがうれしいね」。

 今夏制限付きフリーエージェント(FA)となっていたスマートは、一時はサクラメント・キングスを筆頭に複数のチームが獲得に関心を示していたのだが、7月中旬にセルティックスと4年5,200万ドルで再契約を締結。今季もベンチから献身的なプレーでセルティックスに何度も良い流れをもたらし、勝利へとつなげるプレーを遂行していくことだろう。

得点ではなく、スティールやリバウンド、ルーズボールなどで試合を決定づけることができるスマート[写真]=Getty Images

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